注文住宅を失敗させない注文住宅マスターからのアドバイス

マイホーム計画、注文住宅を中心に業界の裏表や本音を書いて行きます。

建築専門系と不動産系建築会社では注文住宅の進め方も考え方も大きく異なるって知っているかい?

家づくり、住まい計画で注文住宅を進める上において、一般の人達がまずわかっていない事は、依頼先の会社がどちら系の会社なのかなんだよね。

 

どちら系という事自体を初めて聞いたという人も多いのじゃないかな。

 

マイホームと言えば不動産業者と考える人は、100%に近いと思うよ。

 

かつて、俺が製薬会社に勤めていた時は、実際にそう考えて自宅を建築したからね。

 

この業界に入ってから20年程度経過する今だからこそ、その違いを明確に理解しているわけだけど、この住宅業界の事を知らない人達は、まず違いも2つの業態があることを知っている事は無いと思うよ。

 

実は、これが注文住宅で自宅を建築する上において、大きな問題に発展してゆくんだよね。

 

また、セミナー動画でも解説を考えてみるけど、触りの部分だけ書いてみようね。

 

不動産系と建築専門系とでは、住宅に対する考え方は大きく異なるんだよね。

 

住宅は不動産なので、同じ物販にはなるのだけど売るという意味合いが大きく異なるんだよね。

 

不動産業者系は、物の所有者移転、つまりは動産と同じ考え方で売買するんだよね。

 

だから、不動産売買には、売買契約書があり、高額な商品でしかも悪意のある業者が多いために、宅地建物取引業法といういわば縛りのある刑法のような法律で売買制限を行っているんだよね。

 

世の中で不動産業者を悪人にしているドラマや映画があるのは、間違っている話ではないのだよね。

 

それには、いろいろな理由もあるけど、悪人の筆頭頭である反社会勢力に対しても売買を行う事があるために、いろいろとややこしい人達とも対等に商売しなければならない事も要因にあげられているんだよね。

 

宅建法は未だに羊とオオカミの法律と言われているように、業者は顧客を食う事だけに熱心だという警告でもあるんだよね。

 

不動産業者は、どうしても怖い感じがするのもこのような事が背景にあるからなんだよね。

 

その系列で建築を行うと、どうしても不動産売買の考え方で進めてしまうんだよね。

 

さて、建築専門系はどうかと言うと、建物の売買契約ではなく、請負契約になるんだよね。

 

建築専門系でも土地付き建売住宅を販売するケースは、売買契約になり、不動産業者と同じ販売方法を行うのでややこしくなっているけど、建物だけを建築してもらう場合は、請負契約なんだよね。

 

これは不動産系の建築会社も同じだから、話がややこしくなってしまうんだけどね・・・

 

商売の主軸がどちらにあるかによって体質が異なると考えると分かると思うよ。

 

商売である限り、売る事に熱心なのは同じだけども、出来上がったものを右から左に所有権を移すだけの商売とお客さんと一緒になって未知のものを協力して創造してゆく商売とには大きな違いがあるんだよね。

 

このニュアンスを理解できた人だけが、本物の注文住宅とはどちら系で作られてゆくのかを知ることができると思うよ。

 

多くの業界人やその会社の人事担当者等にも面談してきたけど、この系列の違いは人間性に大きく反映されていたことは事実であり、実感したなあ~。

 

まあ、買うのはお客さんだから好きなように会社選びをされていいんだけど、選んだ会社がどちら系であるかぐらいは知っておいた方がいいと思うよ。

 

対応の違いも系列の違いなんだからね。

 

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