家づくり、住まい計画、マイホームを考えた時に必ず出て来る悩み事は、担当する営業マンだという事は知っているよね。
この業界は、クレーム業界と言われているわけは、この仕事に従事している人の問題だとも言われているんだよね。
まあ、業界人だけに限った事ではないとは思うけど、お客さん側も担当している営業マンが何を得意としている営業マンなのかを知っておく必要はあると思うよ。
いろいろなケースがあるわけだけど、分譲住宅と注文住宅とでも営業マンに違いがあることを少し書いてみるね。
分譲住宅と注文住宅とでは根本的な考え方が違う事は前も少し書いたけど、売買と請負との違いだけでも大きな違いなんだよね。
分譲住宅は売る事だけに専念する営業なんだよね。
出来合いの物、決められた物を販売する物販と考えても大きく間違っていないと思うよ。
出来上がっているわけだから、作るプロセスを知らないのが分譲住宅営業の特質なんだよね。
建築技術や技法、法律に詳しい人では無いと思ってもいいのじゃないかな。
不動産売買だから宅建の資格を持った人は多くいるけど、宅建は売買に関する刑法のような法律なんだよね。
こんなことをしてはこのような罰則があるとか、禁止事項に関して間違ったことをしていないかを監視するための法律の中で一般人が売り買いでだまされないように守るための法律なんだよね。
宅建の勉強をする参考書の中には、「羊とオオカミの法律」と書いている本まであるよ。
お客さんは羊だからオオカミのような業者に食われるだけというような意味なんだけど、悪意を持った人が多くいるのか、素人相手だから業者優位で悪いことができるからなのかはわからないけど、怖いよね。
じゃ、請負を行う注文住宅はどうなのかというと、建築のすべてのプロセスが見れるのが分譲住宅営業との大きな違いなんだよね。
まあ、見ているだけで理解できているという意味ではないのだけど、見ていないよりはましなのかもね。
法律に関しても、宅建の範囲ではなく、売買契約を結ばないから宅建の資格も提示も必要ないのだよね。
その変わり建築士が建築士法第二十四条の七に関しては説明する必要がある場合も出て来るのだけどね。
場合もあるというのは、また、別の機会に書くことにするね。
そもそも論として、分譲住宅営業は、土地付き建物の販売要員であって、建物の建築を計画する営業マンではないのだよね。
注文住宅営業は、土地売買を行わずに建物計画を行う事を専門にしている営業マンなんだよね。
どうかな。
何となく違いが分かってきたかな。
おっと、もうこんな時間になってしまったよ。
じゃあ、分譲住宅営業と注文住宅営業の収益スタイルの違いから考え方も違ってくるといったような話を、次の機会にでも書くことにするね。
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