注文住宅を失敗させない注文住宅マスターからのアドバイス

マイホーム計画、注文住宅を中心に業界の裏表や本音を書いて行きます。

建築業者のHPによく書かれている「お客様の為に」。果たして本当なのか?

ホームページや各種広告媒体や動画で「お客様の為に」「お客様第一主義」と言ったような事をうたっている建築業者(不動産関係も含む)をよく見かけますよね。

 

ほとんどすべてがこのような社風であるかのようなイメージを持たせてくれる広告ばかりだと言えます。

 

でも、どうしてこんなにも沢山のトラブルや問題を起こしている建築関係業者がいるのでしょうかね。

 

私はこの業界に入って、ずっとこの事に対しては疑問視してきました。

 

そこで今年の1月から4月までの間に実地検証を行う為に建築業者や不動産業者に対して直接面談調査を行いました。

 

調査方法や手順は詳しく書きませんが、社内の人事選考担当者や責任者に直接会って真意を確かめてみました。

 

大手財閥系から地場小規模(従業員が50名未満)建築会社や賃貸系不動産業者にいたるまで、数十社を調査してみました。

 

そこでわかってきたことは、なるほど、これだからトラブルが起こるのだという事でした。

 

調査した会社数から全体的な傾向だけが見れるので、必ずしもそうであるとは言えないにしろ、表の顔と社内に向けた顔が存在している会社があるという事実と、その表の顔に対して、多くの一般人が同調しているという怖さでした。

 

いくつか例を挙げてみましょう。

 

①将来の子供たちの為に自然環境の為にと善意を全面に出している小規模建築会社のケース

 

実際に人事責任者と話をしました。

人事責任者ですが、建築に関しては素人で、しかも、社内商品の特徴も知りませんでした。まあ、人事の仕事は建築ではありませんので、専門的な事を知らなくても問題ないとは思いますが、このような人に採用・不採用を決められているというのは、いかがなものかとも思いましたが・・・

 

社訓のようにうたっている表記に関して問うてみると、おかしな返答がされてきました。

 

建築をしたいわけではなく、表記を実現するための方法のひとつとして今は、住宅建築をしていると言った感じの事をいいだしたのですね。

 

この会社は、間違いなく建築会社ですし、創業者の出身も建築関係です。しかし、人事の責任者はこのように言っているのですね。

つまりは、社内で社長と呼ばれている人はこのように会社の幹部連中に話をしているわけです。

 

お客様の自宅を正しく建築する事ではなく、自分達の希望や理想を叶えるための道具として建築をしているようなのですね。

 

何となくカルト宗教集団のように思いました。

 

この会社の商品に関しては、寄せ集めの技術を今風にしている事でオリジナル性を出しているような感じなのでまったく商品自体に興味はなかったのですが、この人事責任者は私に対して、バリバリ売ってもらえるものだと思っていましたなどと訳の分からない事を言っていました。

 

②お客様からの声を社長が直接聞けるようにしているので、クレームになりません。

 

元々は不動産業者でバブル時に沢山お金儲けが出来たのを機に建築業者になって、建売をメインに分譲注文住宅を建築している小規模地場建築会社のお話です。

 

その会社役員、専務に直接会って話を聞きました。

 

表向きは建築会社なのですが、考え方は不動産業者そのものですとこの専務は言っていました。

 

結局は、売る事に専念しているという事なのです。

 

社長がお客様からの意見を直接聞けることに関して問うてみると、お客様重要視と言うのではなく、お客様からのクレーム防止のための布石みたいなものと考えているとの事でした。

 

社長に直接、と言っても面談対話ではなく、手紙のやり取りが出来るだけの事なのですが、よくよく考えると建築後のアンケート調査のようなものでした。

 

建売業者では珍しい事なのかもしれませんが、大手ハウスメーカーをよく知っている私には全く響くものはありませんでした。

 

面白い事実として、チラシ広告に1憶円かけても、集客できないのが実状で、スーモなどに広告を出してもまったくダメだと言っていた事です。

建売は販売エリアが狭いのと最近の傾向でお客様は自分で調べてから見に来るので、客数は少ないけれど資金計画が成り立てば簡単に販売できるとの事でした。

 

そう言えば、チラシ広告、ほとんどというよりもまったくに近い状態でなくなりましたね。

 

建築士を客に会わせる必要などない。第一、非効率だ。

 

大手財閥系不動産系の建築会社の人事担当者に直接面談した時の話です。

 

この会社は、営業マンが図面を書く事で有名な会社でした。だから、競合すれば簡単に勝てるという話が良く出ていました。

 

さて、マンション事業がメインのこの会社。

 

マンションと同じ考え方で注文住宅事業を推し進めているところにそもそもの無理があるのです。

 

また、お客様重視ではなく、多売、自社売り上げ重視なのですね。まさに不動産業者と言えます。

 

そこで聞いてみました。

 

建築士は何をしているのかと・・

 

すると、建築士は図面のチェックと清書がメインの仕事だそうです。

 

実際にお客様と会って話をすることや現場を確認しに行く事はあるのかと問うてみると、まったくないとの事でした。

 

その理由はと聞いてみると、まず、必要性を感じないとの事でした。

 

営業マンがお客様と面談し、現地に行って詳細を文章化して提示する事で図面は充分かける。

 

第一、建築士が一人ひとりのお客様と面談対応していると非効率で時間と金が掛かるとの事でした。

 

この会社、注文住宅で自宅を建築されようとしているお客さんの事を何と考えているのでしょうね。

 

金儲けの道具としか、思っていないのでしょうね。

 

お客さんは、一生一度の大仕事、そして、生涯大きな借金を抱え、その自宅に住み続けるのですが、この会社は、そんなのは、自社が販売する多くの物件の一つに過ぎない程度なのでしょうね。

 

この会社では、絶対に注文住宅を建築させてはいけないと心底思いましたね。

 

さて、こられはほんの一部です。

 

こちらからアクションをかけているにも関わらず、返事すら帰ってこなかった不作法な会社は沢山あります。ホームページやネットではいい事ばかり言っているにも関わらずです。

 

少数ですが、丁寧な対応、善意を感じる返答をされた会社もありました。会社の規模に関わらず・・・

 

一般の方々が見ている面の裏側は、確実に存在しております。

 

その裏側こそがその会社の本心であり、請負契約後に閻魔顔として露見してくるのですね。

 

契約までに、本心を見抜き、是正させる事ができないと痛い目にあうのは弱者であるお客さんなのですね。

 

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