注文住宅を失敗させない注文住宅マスターからのアドバイス

マイホーム計画、注文住宅を中心に業界の裏表や本音を書いて行きます。

注文住宅計画で担当者で失敗しない為には、どうすれば良いのか?

注文住宅で自宅を建築された方々に引き渡し後、アンケートを取ると実に興味深い回答が返ってきている事をご存じでしょうか?

 

同じ会社の同じ担当者でも、評価が真逆という事が多々あるという不思議な結果なのです。

 

顧客側がその人なりの満足をしておれば、担当していた営業マンや関係者に対しては良かったと評価し、何かしらの不満があれば担当者や関係者のいずれかが駄目だったと評価しているのですね。

 

その中には、営業マンは良かったのですが、他の人が駄目だったと言ったものまであるのです。

 

同じ担当者でも真逆の評価になるのはどうしてなのでしょうね。

 

以前、某大手ハウスメーカーの営業推進本部の部長にお客さんを面談させた時にその部長さんがこのような事を言われていました。

 

「どこの馬の骨が分からないような営業マンが接客するのが普通なのですが、このように専門家が同席されて面談されることはまさに正解です。

 

営業マンのレベルを均一にすることは不可能なのですから、専門家の助けを得れながらどのような営業マンであっても同じレベルで話を進めてゆく事は我々ハウスメーカー側においても有益な事です。

 

営業マンを鍛えながらお客さんの計画を遂行できるわけですからね」

 

大手であろうとも中小であろうとも、営業マンの能力や考え方を均一にすることは不可能なのであると営業マンを教育する部署ですら感じているわけなのです。

 

大手になれば営業マンの数も数百が千数百名にまで膨らんできます。

 

彼らを一斉に同じレベルに向上させる事はどのような教育体制をとっても不可能だという事は、誰もが想像出来る事でしょう。

 

学校教育を考えてみると分かる事だと思います。

 

同じ教室で同じ教師が同じテキストを使って同じ時間教えても生徒は同じレベルにはなりません。

 

大人になっても同じ事なのです。

 

能力差には、個人差があります。

 

そして就業している人達には、また、別の意識もあります。

 

目的の違いが仕事に出てしまうのです。

 

住宅営業に集合教育と個人教育の時に、

 

「あなたがこの仕事をしている目的とは何ですか?」

 

と問いました。

 

すると

 

「金儲け」

 

「家族を食わせる為」

 

「いい暮らしをする為」

 

と言ったような回答が返ってきました。

 

中には、

 

「年収を一千万以上にする為」

 

と言ったような回答もありました。

 

この程度の目的しかないから、真剣に勉強もしないし、また、手を抜く事だけを考えてしまっているのですね。

 

このような人達ばかりではないとは思いたいですが、実際のところ、大体数がこの延長線上にあると思ってもいいのかもしれません。

 

目的がはっきりしておらず、「目的」「目標」との違いが分からない人達が多いと感じましたね。

 

このように、注文住宅計画を成功させる為には、担当者だけの考え方や能力、知識レベルでは駄目だという事がお分かりになられた事でしょう。

 

業者側が悪意ある業者でない限り、単に知らないだけの事だと私は思っています。

 

業者には正しい考え方と正しい仕事をしてもらう必要があります。

 

各業者もせっかく起業し、長い期間、形になって残る建物とお客さんの心に感謝の気持ちとして永遠に残る仕事をさせてあげないといけません。

 

業者を淘汰させることが、この業界をよくする方法ではありません。

 

悪意のない業者であれば、成長させる事が結局はお客さんの為にもなるのです。

 

建築してくれた会社が無くなるのは、施主にとってもっとも困る事なのですからね。

 

大手ハウスメーカーの営業推進本部長の話していた事を思い出してください。

 

助言者がおれば、営業マンや関係者のレベルは向上させることができるのです。

 

単独で独学で何とかしようと思うよりは、お金がかかっても確かなアドバイザーを雇い、業者との間に入ってもらい、双方にメリットのある正しい進め方を行う事が、重要なのです。

 

 

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