注文住宅でのトラブル相談に多いのが、タイトルのような相談。
ネットでいろいろと調べて、勉強して、業者にも専門的な依頼を沢山して、承諾してもらいながら進めて来たのに、今になってどうしてこんな風な解決できないような問題を引き起こすのかと言ったような切実な相談が日々、私のところに寄せられます。
具体的な内容は書きませんが、お客さん側にとっては、どうして?って感じなのでしょうね。
しかし、専門家の私から言わせると起こるべくして起こっているとしか言えないのですね。かわいそうですが・・
しかも、解消する事はまず、不可能な事ばかりなのです。
そもそも、私のところに相談してくる時期が遅すぎるのですね。
もっと前に相談してくれば、解決できた事も沢山あるのですが、大きな問題になってからでは、どうしようもありません。
唯一の方法は、解決するというのではなく、法的処置を行うという事だけなのですね。
かわいそうですが、完全に失敗しているわけです。
さて、どうしてこのような事態になっているのでしょうか?
これらの事案に関しては、共通した事があります。
それは、業者側が客側の希望を鵜呑みにしているという点なのです。
具体的な事を書いていませんので、良く分からないと思いますが、客側が業者側に依頼した事を業者側が躊躇せずに受け入れた時に問題の種が生まれている事に注力すべきなのです。
皆さんが知らない業者側の話をしてみましょうね。
大手であろうともなかろうとも、営業マンが複数者いる場合は、営業会議はどの会社でも行われているのです。
その営業会議の中で何を協議しているのかというと、大したことはしておりませんが、契約者検討は必ずされています。
営業マンがどのお客さんを今月契約するのかを問いただされているのですね。
まあ、大した理由もなく、適当にだれだれといっているケースが大半なのですが、そんな中でも実際にお客さんと打ち合わせを進めている営業もいるわけです。
そして、当月契約できずに、次月に持ち越している営業ほど、競合しているケースが目立ちます。
そして、ご多分に漏れず図面などを書いているわけです。
その図面を見て、上席者達がいろいろと担当営業マンに問うのです。
「この図面でこうなっている理由は何故か」などと・・
すると営業マンは、判でついたかのようにこう答えるのですね。
「お客さんが希望されており、他社もその希望を図面に反映しているからです。」と・・
上席者達は、「それは入れておかなければいけないなあ」・・などと言うのですね。
このようなバカバカしい話し合いを営業会議などと言いながら半日から一日行っているのです。
ここでお分かりになったと思いますが、競合に負けない為、契約をする為だけに客側の希望を鵜呑みにしているのです。
このようなケースでは、打ち合わせが進めば進むほど、競合しているどの会社も同じような図面になり、また、客側の希望が反映されたかのような間取り構成になってきます。
そして、客側も各社の違いを判別する事が困難になり、最後は、金額か押しの強さに負けてしまって、契約してしまうのです。
これがそもそも、大きな間違いなのですね。
客側は、素人なのです。
素人の希望は、素人の発想以上にはなりません。
アイデアとしてセオリー以外の物が出てくる事は、良い事ですが、それをそのまま、生活の中心になる住宅計画にしてしまうのは問題があるのです。
専門家として、そのアイデアをより昇華させたより良い物にして、提案すべきであり、客側の間違った発想や考え方は、正してあげないといけないのです。
しかし、それをすると客に嫌われるかもしれないと思ってしまう弱い営業マンが沢山いるために、本来は、良くない提案であったとしても客の希望として進めてしまうのですね。
ここに後々、問題になる種が存在しているわけなのです。
また、これとは別に、客から教わると言ったような馬鹿げた事をしている業者もいるのですね。
例え客側が建築に関しての専門的知識をかじっていたとしても、その客側の依頼や希望に関しては、より専門的な知識でより詳しく解説して客側の意向を受け入れるのが本来の業者の形なのです。
しかし、最新技術や建築業界における流れを勉強していない業者は、客から教わる事になり、それを客レベルで受け入れる事で客が知らない事で問題を起こすのですね。
最近は、このケースが多発しています。
お客さんは注意が必要なのです。
建築技術を勉強する事は、良いとしても、その得た知識を業者に話をしたときに、より詳しく内容説明が出来ない業者であった場合は、業者選定に問題有り考えるようにしましょう。
また、そのようなケースではどうすれば良いのかも一度考えた方が良いでしょう。
分からない事があれば、進め方、考え方の相談にのりましょう。
皆さんがされている事が、実は失敗する方向に進んでいる事は沢山あります。
この記事をよく読んで、正しく理解し、失敗しない住まいづくり、注文住宅計画にされてください。
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