毎回、書く事にします。
私のブログ記事をご覧いただき”いいね”をしてくださっている方々にありがとうを言いたいと思います。
いいね返し等ができませんので、個別ではありませんが書かせていただきました。
さて、本題に入って行く事にしましょうね。
意外な事なのですが、大手ハウスメーカーで注文住宅を計画されている方々には、間取り図を建築士が目の前で書かない、建築士が打ち合わせ現場に出てこない事に違和感を覚えていない人がいるようなのですね。
これは大変、奇怪なおかしな事なのです。
そもそも、注文住宅の図面を書く事ができる人とは誰なのでしょうね。
建築基準法を少しは知っている方であれば、建物の種類や大きさで誰が書けるかを知っているのかもしれませんが、建築士以外は図面作製はしてはいけないのです。
その理由には、責任なのです。
図面を書いてもいいけれど、責任が取れますかという事なのです。
何故、国家資格に建築士があるのかを考えると簡単にわかると思いますが、難しい国家資格を取る事ができた人には、国から許可と責任が与えられるわけです。
つまりは、建築物を設計した場合は、その全責任は建築士にあるという事なのですね。
それだけ重たい仕事なのです。
そして、一般の方々にとっては、生涯で唯一であり、また、家族の命を守るためのシェルターでもあり、また、夢の実現でもある注文住宅設計なのですから、大手ハウスメーカーで巨額の投資を行うのであれば、当たり前のように優秀な建築士に間取り作成、建築図面作製をしてもらえると考えるのが普通なのです。
しかし、現実は誰が図面を作成しているのかをあまり気にかけていない人も沢山いるのですね。
何故、このような馬鹿げた事になっているのでしょうね。
原因は、担当している営業マンが優秀で無いからなのです。
大手ハウスメーカーには、沢山の建築士の資格を有した設計業務を行う専門の人達がいます。
一級建築士、二級建築士のどちらかの資格を有しているのですが、一級、二級に関してはあまり、気にする必要はありません。
建築できる工法と規模の違いだと考えておれば良いでしょう。
木造系で一般の方々が住むために建築する3階建てまでの200坪程度までの住宅であれば、この級の差を意識する必要はありません。
さて、この在籍している建築士の数と営業マンとの数、契約棟数と契約にならなかった案件の数がバランスが取れていない為に優秀でない営業マンほど、自分で図面を作成する事になっているのです。
営業マンと建築士との比率は、建築士一人に対して、5人から7人と言うのが一般的な大手ハウスメーカーになります。
非大手では、10人から15人に一人というケースもザラであり、最悪、建築士はお客さんとは面談しないと言うような財閥系不動産系のメーカーもあります。
また、コンピューターソフトで営業マンが作成した図面を設計担当者(建築士でないケースが大変多いです)が添削だけして、客に提示するようなタイプはローコスト系にはよく見られます。
非大手はさておき、大手ハウスメーカーでも建築士が出てこないというケースが沢山あるのは、本当に困った事です。
営業マンと建築士との比率がこのような形なので、当然ながら建築士は優先順位の高いところから仕事を入れざるを得ません。
優先順位の高いとは、確実性の高い、お金になる仕事という事です。
契約しているお客さんが最も優先順位が高いのですね。
契約後でないと、建築士は会わせることができないなどと言っている営業マンがいるのはこのような事が理由なのです。
しかし、これは単に営業マンがプアーだけの事なのですよ。
営業マンがお客さんをお金になるお客さん、つまり契約できるお客さんにしていない為に、会社側はそのような不確かな状況で建築士の時間を取る事はできないと判断しているだけに過ぎません。
建築士もまた、お金にならない仕事、つまり、お客さんとして図面が描けないような仕事を増やしたくはないのです。
私は、現役時代、すべての私のお客さんに対しては、必ず建築士を同席させていました。
契約前でも契約の後でも建築士が常に同席して、お客さんの目の前で図面を作成、修正しています。
私は建築士ではありませんので、決して間取り図面を作成する事はありませんでした。
今も間取り図を作成する事はありません。
建築士が建築士として仕事をしてくれるわけですから、建築士に仕事をさせればよいだけの事なのです。
ですから、建築士は、私の指揮の元、図面作製を行います。
私は図面作製という作業をしないだけで、作業ができるようにすべてのコーディネートを行うわけです。
このように、営業マンが建築士に仕事をさせる事ができるように、会社側に認めさせることができれば建築士を使う事は簡単な事なのです。
営業マンが営業マンとしての仕事をしっかりと行っておれば、図面作製は営業マンがすることはありませんし、お客さんも確かな技術をもった有資格者である建築士に図面を作成してもらえるという当たり前の事ができるようになるのです。
営業マンの仕事とは、お客さんをお客さんにする事なのです。
自社の特徴がお客さんの自宅に貢献でき、最良の形でお客さん宅を建築する事が可能であり、住宅性能や仕様に関してお客さんによく理解してもらい、当然ながら買えるお客さんであれば、後はお客さんが欲しいと思ってももらえるだけで良いわけですから、間取り等建物の形も含め欲しいと思われたら契約になりますと言って、お客さんからの同意と設計料金をもらう事ができれば、後は建築士がしっかりと仕事をすれば良いだけの事になるのです。
建築士は、お客さんに最良の住宅を設計する事がまず最初の仕事になるわけですから、実力を発揮すれば良いだけの事です。
その為に、営業マンは建築士とよく相談をして、お客さんにとってサプライズなベストな間取りを一発で決めれば良いだけの事なのです。
これが出来ていないために、いつまで経っても大した設計能力もない優秀でない営業マンがお客さんに対して提案図面などを書く事になるのです。
そして、それらの図面ほど、おもしろくも驚きもときめきもない素人発想な図面なので、お客さんもどこで図面を書いてもこの程度なのかなどと思うわけなのです。
そして、最悪なのは、このような営業マンは当然ながら社内での力もプアーなのです。
大手ハウスメーカーは縦割り組織という面では大企業と同じなのです。
営業部門と設計部門、その他の部門が細かく分かれています。
当然ながらその部門毎に部門長がおり、年齢や職責の差もあるわけです。
営業マンと建築士との職責の差や年齢、経験の差、また、社内の力関係等々でプアーな営業マンが建築士に言いたい事を言えない状況になっているケースは沢山あります。
本来、建築士が出てこれるケースでもこの力関係等社内のしがらみで話が通っていないという事は沢山あるのです。
残念ながら企業とはそんなものなのですね。
営業マンが優秀であれば、上司の使い方も上手なのです。
また、優秀な営業マンは社内におけるボイスパワーも大きいのと、他部署の使い方も上手です。
しかし、このような人材は、まずいませんが・・・
私のお客さんは全員、初回面談時から建築士が同席します。
土地があってもなかっても、間取り作成を私は行いますので、建築士の同席は必須なのですね。
建築士以外には、図面作製をさせません。
同じ大手ハウスメーカーで同じ金額を支払ったとしてもここまで差が出てしまうのも、この業界の闇の部分なのですね。
お客さんが建築士の同席を希望しないのも問題なのですが、何も知らないお客さんに対して、営業マンが建築士の同席はしないのが普通のように言ってしまうとお客さんはそんなものなのかと思ってしまう事も注文住宅の怖さなのですね。
このような理不尽な怖い思いをしたくないのであれば、プロの住宅プロデューサーである私を雇えばよいだけの事です。
多少はお金がかかりますが、優秀な営業マンでないプアーな営業マンをそのまま、担当者にしておき、後々沢山の不安を抱えて困る事を考えると安い投資なのです。
私を雇いたい、私に助けてもらいたい、もっと詳しい話を聞きたいと思われる方は、下記相談フォームを活用してください。
また、金額等詳しくはホームページをご覧ください。
岡本顧問事務所は、建築業者・ハウスメーカー向けには、営業戦略・営業教育の営業顧問業務を行い、また、一般の方向けには新築住宅・注文住宅相談所として個人宅建築計画すべてに関して、指導・サポート業務を行う住宅建築における専門家、住宅コンサルタント・住宅建築アドバイザーです。
相談方法にLINE相談、ウエブ面談相談を追加しました。
ミサワホーム 三井ホーム 積水ハウス 住友林業 一条工務店 ダイワハウス 住宅コンサルタント 住宅アドバイザー