注文住宅を失敗させない注文住宅マスターからのアドバイス

マイホーム計画、注文住宅を中心に業界の裏表や本音を書いて行きます。

図面競合、比較をしてもなかなか良い図面にはならないという事を知りましょう!(ハウスメーカー選び)

 

注文住宅の醍醐味は何と言っても間取り、図面作製なのですね。

 

注文住宅と言うからには、住む人に適した間取りや環境で住みたいわけです。

 

そして、多くの人達が間違った方法でこの図面作製をしている事に気がついていないのですね。

 

何処から出てきた話なのかは、私も未だにわかりませんが、間取り作成は、複数社で検討、つまりは、競合・比較をしなさいというお話です。

 

これ、実は大間違いなのですね。

 

そもそも、比較する為には、比較する対象を理解しておかねばなりません。

 

お客さんは、素人です。

 

図面の見方から、その図面に隠された間違いや住んだらどうなるかはわかりません。

 

しかも、これも商売の原理原則なのですが、提出された中から選ぶという人の心理から、間違った結果を導き出すのですね。

 

何もないところからの発想であれば、新しい考え方も浮かんできますが、目の前に何かしらの資料が出てくると、その資料を理解して、知らず知らずの内にその中から選んでいるわけです。

 

数多くの図面を見てきたわけですが、まあ、これほど、代わり映えのしない面白くない図面ばかり世に出てくるのかと思ってしまうほど、ありきたりの魅力のない図面ばかりなのですね。

 

ハウスメーカーでも工務店でも同じぐらいの確率で、面白味に欠けた、普通の間取りばかりです。

 

そして、それらの多くが、複数社比較した結果、そうなったわけです。

 

人間の心理とは、どういうことなのでしょうね。

 

商売をされている方では、誰もが知っている事ですが、人は選択肢を用意すると、その中から選ぼうとするわけです。

 

最も有名な手法として、売り上げを伸ばすために、売りたい商品を選択肢に当たり前のように入れるというのがあります。

 

有名な話では、ハンバーガーショップの販売手法があります。

 

ハンバーガーを買いに来たお客さんに、ポテトを追加で売りたい場合によく使われている手法として紹介されるケースが多いですね。

 

ハンバーガーを注文したお客さんにポテトはいかがですかと問うと、いらないと答えるお客さんが多いわけです。

欲しければ、最初から注文しますからね。

しかし、ハンバーガーの注文を受けた時に、ポテトはMサイズにしますか、Lサイズにしますかと問いかけると、結構な数、サイズを指定するそうです。

 

人は2者択一に関しては、どうちらかを選んでしまう、考えてしまうという性格なのでしょうね。

 

これが実は、注文住宅の図面作製にも出てくるわけです。

 

提案された図面を見て、おのおのの図面内の気に入った場所と気に入らなかった場所を見つけ出し、それを言うわけです。

知らず知らずの間にそのような選択を行っているのですね。

 

最初は、複数社で同じように図面競合させていますが、大体、何処も同じような図面になってくるのもこのような理由からなのです。

 

出てきた図面の中だけで考えてしまうために、どの会社にも同じような要求をしてしまい、結局、お客さん内にあるこんな感じがいいと言ったような図面になってしまい、あるいは、この程度でしか出来ないのかとか、これが限界なのだろうとか、考えるようになり、(理由は簡単ですよね、何処も同じような図面になっているわけですから)、最後は、金額とサービス(値引き額やおまけ等)で決めてしまうわけです。

 

これでは、よい図面、本当に住むべき住まいと言えるのでしょうかね。

 

私は、経験上、このような形で進めてきた図面に関して、良いと思った事はありません。

 

残念ながら素人図面としか、思えませんでした。

 

このような段階で相談に来た方々は、ほぼ全員、図面の再作成をおこう事になりました。

 

しかも、一度だけアドバイスした内容に大きく変更になってしまったわけです。

 

おかしいと思いませんか?

 

すべて、建築士が関与した、あるいは建築会社やハウスメーカーの人間が関与した最終図面なのにですよ。

 

提案という事をしているのかと疑問にしか思えませんでしたね。

 

このように、図面競合する事自体が、提案力の無さと比例しているわけです。

 

素晴らしい、お客さんを魅了する、欲しいと思わせる図面は、その図面を初めて見せた瞬間に決まるのです。

 

競合しなければならない、複数社で図面を画かせなければならないような事自体が、注文住宅の図面作製としては大きな間違いなのです。

 

提案されてきた図面を見て、欲しいと思わないのであれば、欲しいと思わせてくれる図面作製を再度依頼し、数回(2、3度)再提出させてもパッとしないようであれば、その建築士を変更するか、営業所を変更するか、あるいは、その建築会社での建築を断念し、別の建築会社で話を進めるかをすべきなのです。

 

一度に複数社、平行して話を進めても良くないのですね。

 

また、最適な方法とは、初めての間取り作成の為の打ち合わせ時に、私のような専門家を同席させることです。

 

そして、打ち合わせ時には、必ず建築士を同席させるのです。

 

その場で、欲しいと思える図面の作成が出来ます。

 

詳細な内容打ち合わせは、数週間程度必要になりますが、少なくとも外郭形状と部屋の配置、外観イメージは終了します。

 

後は、予算的な問題のクリアーだけになりますので、図面作製の大筋が確定しますので、気分的にもすごく楽になります。

 

時期的に問題が無いのであれば、いつでも相談にのります。

 

有言実行、一件は百聞に如かず

 

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