ネットの中に情報が氾濫する以前から一般的に考えられてきた常識が大きな間違いである事は注文住宅の世界では沢山あるわけなのですが、この業界に精通している人でない限り、それを知る事はありません。
今回は、何十年間も間違った考え方であり、また、それを自称業界人と名乗る人や自宅を建築した事しかない一般人達が注文住宅はこうすべきなどと言っている大きな間違いについて少し書いてみましょう。
「注文住宅は間取り・価格競争では無い」
これを知らない人があまりにも多いので、注文住宅計画が失敗しているのです。
まあ、価格を比べたがるのは人の常なのですが、注文住宅は過去に買ったどの商品とも違う事に気がついている人は皆無なのですね。
だから、このような間違った考え方をしてしまうのです。
この代表的な間違った方法には、
「要望書を作成して、複数のハウスメーカーに提示し、図面と見積もり提案をもらう」
があります。
この考え方が大間違いなのですね。
何も知らない人が普通の製品を買う感覚で考えている事になります。
確かに検討材料として、間取りや金額はあるわけなのですが、それを単純に見比べても正しい結果にはなりません。
これはあくまでも客側のエゴであり、希望的な考え方でしかないのです。
反対に業者側はどのように考えているのでしょうか。
「競合させる面倒な客」
これが業者の考え方です。
そして、企業ほど、このような客に対しては真面目に向き合おうとはしません。
業者は、海千山千の何千という客を相手にしてきているわけですから、契約の可能性の薄い客などに精鋭の力を注ぐことは無いです。
このような客に対しては、営業成績の良くない営業マンが対応する事になります。
これも有能な営業マンはこのような客を相手にする必要が無いからなのですね。
つまり、このような客は営業マン側から切られます。
客の無い、仕事の無い営業マンだけがこのような客を相手にするわけです。
当然ながら、図面作製に建築士は協力する事はありません。
会社側は契約の確率の低い客に対しては、数の少ない建築士に仕事をさせる事はありません。
建築士が仕事をする事で確実に契約できる時以外は、建築士を同席させる、図面を書かせるといったような事はしません。
だから、建築士の資格も無い、成績の悪い営業マンが自分で図面を書かなければいけなくなるのです。
この業界に精通している専門家は、営業が書いた図面など見向きもしません。
建築士が腐る程、この業界にいるわけなのですから、建築士に仕事をさせる事こそが営業の基本的スキルという事を知っているのですね。
当然ながら、営業成績の悪い営業マンが図面作製などするわけですから、客の期待にそった、あるいは客が喜ぶような図面提案などは出来ないわけなのです。
プレゼンも下手で間抜けな図面に簡易見積りなどをもっていっても客もそっぽを向きます。
そして、客も大損するわけなのです。
本来の会社の実力を知らずして、この程度の図面しか書けない会社という悪いレッテルを貼ってしまい、買い損ねる事になるのです。
このような馬鹿げた方法で進めようとしている人はすぐに止めて、正しい手順を踏むようにしましょう。
そもそも、競合したいのであれば一社毎にもっと時間をかける必要があります。
ハウスメーカーを比べるのは図面や価格ではありません。
前提条件として買える価格帯がありますが、各社の特長を十二分に理解して、自分達にとって最適な住まいになると判断してからでも図面作製などは遅くありません。
一般人が知っている内容程度の特長がハウスメーカーの真の特長ではありません。
ネットの中では、ハウスメーカーのパンフレット程度の仕様を知っている程度で何でも知っているかのような言い方をして、一般人を惑わしている人もいるようですが、ハウスメーカーの真の実力とは、その会社の技術面での高職責者でしか解説する事は不可能です。そして、それらの内容を業界全体としてどのレベルなのかをより深く解説できる私のような専門家が同席しない限り、本当の意味においてのハウスメーカーの実力など分かる事はありません。
さて、いかがでしたか。
ほんの一部ですが、この業界には一般的な常識では考える事ができないような事柄でいっぱいです。
また、一般的な常識が通用しない世界です。
高額でたった一度のチャンスにかけるのであれば、今までの考えを捨て、真実を教えてくれる先生に付き、協力してもらう事で、成功確率は各段に上がる事でしょう。
新築住宅・注文住宅相談所の考え方や使い方を改変しております。より注文住宅計画をされる方向けに文章変更をしておりますし、また、サービス内容も改変しております。
是非、ご覧ください。
岡本顧問事務所は、建築業者・ハウスメーカー向けには、営業戦略・営業教育の営業顧問業務を行い、また、一般の方向けには新築住宅・注文住宅相談所として個人宅建築計画すべてに関して、指導・サポート業務を行う住宅建築における専門家、住宅コンサルタント・住宅建築アドバイザーです。
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