注文住宅で家を買う（建てる）場合、永遠の課題がハウスメーカーなのか、工務店なのかだよね。
これを検討する為に２つの目線から考えてゆこうね。
今回は、その一つ。
金額で考えてみるなんだよね。
条件として
建物本体価格：３,０００万円
施工面積（お金のかかる面積）：３０坪
４号建築物（木造の２階建て）
この条件で考えてみようね。
さて、貴方はどっちにするかな？
まず、金額を坪単価に変えてみるね。
３０００万で３０坪だから、一坪単価は、１００万円だよね。
さて、一坪１００万円する工務店の建物を貴方は買うのかな？
ハウスメーカーで１００万円というと、大手ハイコストメーカーの自由設計になるよね。
３０坪で２階建てだから、デザイン的にも大差のない形になりそうだよね。
さて、何を比較する事になるのだろうね。
・構造体
・設計
・施工
・内外装等装飾品
・保証やメンテナンス
これを比較検討する事になるわけなんだよね。
構造体は、ハイコストメーカーと一般工務店は比較できないよね。
ハイコストの場合は、ほぼ１００％に近い状態でハウスメーカーはオリジナル構造体になるんだよね。
工法が在来であろうとも、パネル系であろうともね。
しかし、工務店はオリジナルの工法を持っている会社は少ないよね。
この点が比較できないし、また、ハイコスト系になると実物台実験や型式認定など、構造上ハイスペックになっているケースもあるよね。
という事でハウスメーカーが有利なのかな。
２つ飛ばして、内外装等装飾品に関してだけど、これも実はスケールメリットがその差として出てくるんだよね。
大量発注や重点取引が多いハウスメーカーは仕切り価（メーカー側が購入する価格）が単発購入の工務店よりも安くなってしまう事があるんだよね。
取引の無い会社との単発購入の場合は、同じような条件になるけれど、納品先の安全具合も商取引では課題になるんだよね。
つまりは、売ってくれないケースもあるんだよね。
特に外国製の場合は注意が必要になるんだよね。
ハイコスト系のハウスメーカーの場合は、完全自由のケースでは、余程の問題がない限り入手可能なケースが多いんだよね。
保証とメンテナンスに関しては、どうなのだろうか？
これは、創業年数と従業員、建築戸数にも影響されるので個々に調査して検討する事になると思うよ。
未来の話だから、倒産リスクを考える必要があるんだけど、倒産しない会社は無いんだよね。
ただし、大手企業が倒産すると社会的な影響が出ると判断された場合は、消費者保護の観点とまた、他社が技術を得る為の吸収合併を行う場合があるんだよね。
この点は、大手ハイコストメーカーに分があるのかな。
さて、飛ばしていた２点、設計と施工なんだけど、これはハウスメーカー側にも課題があるよね。
ハイコストしか設計施工していないハウスメーカーは無いんだよね。
中クラスから規格型、建売モデルまで販売しているんだよね。
そのような中で設計士達も専属で高額物件だけを担当している場合もあるけれど、３０００万円クラスは高額物件にならないんだよね。
ここが盲点かな。
当然、施工に関しても大型物件で無いわけだから、普通に施工部隊も特殊技術を持った部隊が動くわけでもないんだよね。
この点が、工務店と競い合う事が可能になる部分なのかもしれないよね。
でもね、この点に関しては、私のような外部の専門家をいれてしまうと問題が無くなってしまうのも事実なんだよね。
はあ・・・
結局は、大手ハイコストハウスメーカーが有利になってしまうのかね・・
重要な事は、一坪１００万円のケースであればと言う事なんだよね。
注文住宅に関しては、ある程度の金額を超えてしまうと優劣が見れて来るという事なんだよね。
そう言う意味においても、一坪換算で１００万円を超える物件では、大手ハイコストハウスメーカーをうまく使う事ができれば、注文住宅は成功できる可能性が大きくなるという事だよね。
では、坪数だけで注文住宅を考えるとしたならば、どうなのかな？
次の機会にでも書いてみようね。
また、何かわからんかったり、こうでなかろうかと思っている真面目で真剣な人、いつでも相談においで。
真面目で真剣な人であれば、俺も真剣に返答するね。
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