注文住宅を失敗させない注文住宅マスターからのアドバイス

マイホーム計画、注文住宅を中心に業界の裏表や本音を書いて行きます。

ザ・ヒストリー 新築住宅・注文住宅相談所 一条工務店営業編 VOL.8

ザ・ヒストリー

 

人それぞれ、いろいろな人生を送ってきたわけです。

 

岡本顧問事務所の代表である私にもいろんなことがあっての今なのですね。

 

この業界において皆さんの知らない事を沢山経験してきましたのでそれを歴史として書いて行く事にしましょうね。

 

他人の人生ですが、これから住宅を建築されようと思われる方々には必ずプラスになる事も沢山あると思いますよ。

 

それでは始めましょう。

 

三月目のフォロー研修を終え、無事に地盤調査の調査員の資格ももらい、安全管理者の研修も終え、それなりに住宅営業らしくなってきました。

 

留守中に来場していただいていた尼崎市のお客さん宅に再来場の件も含め自宅に夜に訪問しました。

 

いつもは奥様だけの面談でしたがその日はご主人もおられましたので、せっかく来ていただいたのだからとお家にあげていただきました。

 

ダイニングでお話する事ができました。

 

この頃の私は一条工務店の研修通りの営業手順で気の利いた話などはまだまだ出来ないわけです。

 

研修で学んだ事や所長の言われた通りに話を進める事しかできませんでした。

 

一条では地盤調査と現場研学(見学ではない事に注目)を必ずお客さんに提案する事となっています。

 

この時の私は当然ながら現場研学をした事もありませんでしたし、第一建築現場がありません。

 

しかし、会社から指導されたように構造の写真をお客さんに見せながら現場を見る事で一条の事がより深く分かる事ができ、また、地震に対しての安心度を得る事ができます。

皆さん、一条の建築現場に足を運ばれていますよ。

お客さん達も一条の建築現場を見に行きませんかなどと話をしたように記憶しています。

 

するとご主人がそうですね、行ってもいいとは思いますがと奥さんの方を見ながら、行くかというような問いかけをされました。

 

奥さんも連れて行ってくれるのですかと言われましたので、はいと私が答えるとそれでは行きましょうかという事になったのですね。

 

そして、日程に関しても平日にお仕事を休まれて皆さん、行かれています。皆さん熱心なのですね。お客さんも平日にお休みを取ってゆっくりじっくりと現場を研学されませんかと言うと、いついつなら休みがとれそうだがと奥さんに話をされて、奥さんもお仕事をされていましたので、私もいつなら大丈夫というような感じになりました。

 

私は現場を案内する事はできませんし、この先どうすればよいのかわかっていないわけですから、その場ではい、わかりました。現場等の事もありますので、上司に電話して確認いたしますので少しお待ちくださいといって、その場で携帯電話で所長に電話をしました。

 

所長にはすぐに電話がつながり、今、お客さん宅なのですが現場を研学されたいと言われているのですが、どうですかと言うと電話先の所長があたふたしだして、あんたお客さん宅にいるの?現場を見たいのだって・・あっそう・・希望日は・・そう・・その日で約束してすぐに帰っておいでと言って電話を切りました。

 

お客さんには、お客さんの言われた日で現場を研学できるように段取りができましたので、当日の午前10時に伊丹住宅展示場にお越しくださいと言って、お客さん宅を出ました。

 

伊丹展示場に帰ってくると所長が来ており、見れる現場を探して来るからその先の段取りはまた、話をしますと言って川西展示場に帰って行きました。

 

後で聞いた話ですが、川西の展示場で私の電話を受けていたようで、電話を切った後は大騒ぎだったようです。

 

新人が現場研学のアポを取って来たという事でその場にいた他の営業マン達にいろいろと言ったようです。

 

さて、大きな問題は建築現場が近隣にはない事なのですね。

 

出店したばかりなのですから、当然と言えば当然なのですが、奈良に現場があるとかどうだとかでその後数日間は、所長はいろいろと場所を探してくれたようです。

 

でも、丁度見どころの現場がありません。

 

さてどうしようという事になったのですが、この続きは次回に。

 

岡本顧問事務所は、建築業者・ハウスメーカー向けには、営業戦略・営業教育の営業顧問業務を行い、また、一般の方向けには新築住宅・注文住宅相談所として個人宅建築計画すべてに関して、指導・サポート業務を行う住宅建築における専門家、住宅コンサルタント・住宅建築アドバイザーです。

 

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ザ・ヒストリー 新築住宅・注文住宅相談所 一条工務店営業編 VOL.7

ザ・ヒストリー

 

人それぞれ、いろいろな人生を送ってきたわけです。

 

岡本顧問事務所の代表である私にもいろんなことがあっての今なのですね。

 

この業界において皆さんの知らない事を沢山経験してきましたのでそれを歴史として書いて行く事にしましょうね。

 

他人の人生ですが、これから住宅を建築されようと思われる方々には必ずプラスになる事も沢山あると思いますよ。

 

それでは始めましょう。

 

さて、仮換地という事で建築予定地はあるようだという事になり、先輩と相談してどのように進めて行くかを考えてもらいました。

 

当たり前ですが、入社1月半程度の私には住宅営業として、また一条工務店の進め方に関してもまったく理解できていなかったわけで、先輩達におんぶにだっこだったのですね。

 

プロパー社員の先輩(プロパーとは学卒入社でその会社が採用した社員の事をいいます。中途採用ではない社員の事です)で何年も一条で営業をしていた若い先輩でしたがいろいろと考えくれました。

 

土地有りのお客さんの場合、一条工務店ではまず最初に地盤調査を行う提案をします。

 

今回も地盤調査の提案をしてみようという事になりました。

 

さて、ここで一条工務店の営業手法に関して少し解説をしてみましょう。

 

一条工務店は何故、土地有りのお客さんにはまず最初に地盤調査を行う提案をするのでしょうか。

 

ハウスメーカー等他社では、図面作製提案を行い、敷地確認、敷地調査を行うのが一般的な流れです。

 

しかし、一条ではそれを行いません。

 

営業的要素と技術的要素の2つの理由があります。

 

一条工務店では地盤調査は営業マンが行います。

 

他社のケースでは、地盤調査は調査会社に依頼して行いますので当然ながらお金がかかります。

 

しかし、一条では営業社員が行いますのでお金はかかりません。

 

これは他社がお金にかからない簡易敷地調査を行うのと同じなのですね。簡易敷地調査は営業マンが行いますからね。

 

技術的要素は、地盤調査という作業を実際に営業マンが行う事で地盤に関しての知識を体感する事ができます。

 

当然ながら、どのようなデーターがその後の基礎判定に必要になってくるかも理解しながら行うわけですから、地質学的もまた、建築条件にも詳しくなるわけです。

 

一条が地盤調査を営業マンにさせる最も重要な事は、営業としてその技術の習得とお客さんとの距離を縮め、お客さんとの対話の機会を多くする事です。

 

地盤調査は、お客さんにとっては大変メリットがあるわけです。

 

自分の建築現場の地盤状況を知りたくないお客さんはいませんからね。

 

そして、調査にお客さんに立ち会ってもらう事で営業マンへの信頼関係の構築にも役立てる事ができます。

 

建築技術に乏しい営業は、お客さんからは金の話だけのうすっぺらい人に見られてしまいますからね。

 

また、一条工務店は静岡の田舎から出てきた会社です。

 

人の情に訴える営業を基本にしているような所もあり、営業マンが汗を流しながら自分達の土地を調査してもらっているとお客さんが感じてくれる事で情がわいてくるケースが田舎ほど沢山あるのですね。

 

だから、地盤調査時には沢山汗をかけなどと指導されるのですね。

 

そして、地盤調査を行えば必ず客宅に上がる事ができます。

 

地盤調査結果をお客さんは見たいわけですからね。

 

こうして、お客さんとの対話の機会と時間を得る事が一条工務店の地盤調査における営業的目的なのですね。

 

しかし、これだけでは優れた営業マンにはなれません。

 

技術的解説と解析ができるほどの地盤調査のプロにならないとだめなのですね。

 

その話はまたにしましょう。

 

こんな感じで、先輩が地盤調査の提案をしてみようと言う事で私に同行してくれる事になりました。

 

同じ営業マンという事ではなく、地盤調査部門の専門として同席してもらい、地盤調査の必要性や提案をしてもらう事になりました。

 

そして、お客さん宅に行き、いろいろとお話をしてもらいましたがお客さんからのお話で仮換地として明確な場所の提案を尼崎市からまだされていないとの事でした。

 

だいたいの場所はわかるのですが、まだ整地が完了していないので尼崎市側も土地を触るような事はしてはいけないと言われているとの事でした。

 

場所が不明確という事なので地盤調査は出来ないという事になりましたが、確実に土地は尼崎市から提供される事がわかったので次のステップをどのようにして行くかを考える事として、その日は帰りました。

 

先輩が言うには、管理顧客として数週間事に訪問しながら様子を見た方がよいとの事でした。

 

私は分かりましたと言って、一週間に一度程度、訪問をする事にしました。

 

そんなこんなで一条工務店の三月目のフォロー研修に行く日が来て、静岡の本社で研修を受けている間にこのお客さん家族が住宅展示場に再来場されました。

 

住宅展示場が完成して、内外装とも綺麗な形でオープンしたのでまた来てくださいねと訪問時に話をしていたこともあり、また、前回来場された時につれてくる事ができていなかった同居するお母さんもつれての来場のようです。

 

私を尋ねてきてくれたようですが、研修の為不在だったのですが、対応は中途採用の先輩がしてくれました。

 

毎週、月曜日に所長が各住宅展示場を回り、営業マンの業務確認を行っている為に各自の追客状況は事務所のホワイトボードに書かれています。

 

先輩達も私のお客さんの名前をみていてくれていた事もあり、対応してくれたようです。

 

後々わかってくる事ですが、一条工務店では他の営業のお客さんを横取りするような営業マンが沢山いるようなのですね。

 

これは一条工務店だけではなく、他のハウスメーカーでも多発している大変卑劣な行為なのですが、この業界はブラックなので非常識がまかり通るわけです。

 

そのような話も含め、またの機会に書く事にしましょうね。

 

さて、静岡の研修を終えて帰ってきて、お客さん宅を訪問する事にしましたが、その話は次回に。

 

 

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ザ・ヒストリー 新築住宅・注文住宅相談所 一条工務店営業編 VOL.6

ザ・ヒストリー

 

人それぞれ、いろいろな人生を送ってきたわけです。

 

岡本顧問事務所の代表である私にもいろんなことがあっての今なのですね。

 

この業界において皆さんの知らない事を沢山経験してきましたのでそれを歴史として書いて行く事にしましょうね。

 

他人の人生ですが、これから住宅を建築されようと思われる方々には必ずプラスになる事も沢山あると思いますよ。

 

それでは始めましょう。

 

前回の続きを書いて行きましょうね。

 

一条工務店には追客権利のルールがありました。

 

接客後、3日以内に訪問をしないと自分のお客さんにならないのですね。

 

訪問していない接客は所長が取り上げてしまいます。

 

展示場はだいたい午後6時ぐらいになるとお客さんも引け、その日の営業は終了します。

 

展示場の戸締りをして、営業マン達は夜の訪問に出かけます。

 

夜訪と呼ばれていました。

 

アポの有る無しに関係なく、接客したら訪問するわけです。

 

私もその日に接客したお客さんの住所をゼンリンの地図で調べました。

 

一番長く接客できた最初のお客さんの住所を調べてみると確かにお家はありました。しかし、名前が記載されていませんでした。

この理由は後でわかるのですが・・

 

とにかく、人生初の自分が接客したお客さん宅への夜の訪問をする事になります。

 

場所は、尼崎市の杭瀬と言う場所でした。

 

私は尼崎には土地勘がありませんでしたので、ゼンリンの地図を紙に書き写して車で向かいました。

 

当時はナビのような便利は道具は車にはついていませんでしたし、当然ながらスマホなど無い時代でしたので、ゼンリンの地図だけが頼りです。

 

まあ、地図を見て家を探すという事が出来るようになった事で道に迷っても何とか出来るようにはなりましたが、当時は商売で普通自動車の運転にもなれていなかったので、しかも夜の知らない道を家を探しながら運転するのには気を使いました。

 

後で知る事になったのですが、お客さん宅の近隣は結構デンジャーな所のようです。

 

私はまったく気にかけていませんでしたが、同僚達は口をそろえてそんな風に言っていました。

 

そんなこんなで、お客さん宅の近くまで行き、車を止める場所を探して広めの道路に車を止めて地図にあるお客さん宅に行きました。

 

表札が上がっていないので本当にお客さん宅なのかもわかりませんでしたが、インターフォンを押してみるとお客さんが出てこられました。

 

何を話すわけでもありませんが、来場のお礼とパンフレットの追加分を渡してその日は帰りました。

 

玄関先で少し話をした時に土地はあるのだけれど、まだまだ建築が出来ないのですよと言われており、仮換地という聞いた事の無い話が出てきたのをお土産に事務所に帰る事にしました。

 

さて、この仮換地。

 

入社1月目の当時の私にとって、どういうものなのかは全く分かっておりませんでした。

 

事務所に帰り、先輩に話をして仮換地の意味を教えてもらいました。

 

仮換地とは代替地の事です。

 

2002年当時、1995年に起こった阪神淡路大震災の影響はまだ私達のエリアには残っていました。

 

尼崎市も同様で震災の被害にあった方々には、震災後7年が経過しようとしているこの頃でも仮設住宅に住まわれていたのですね。

 

後でわかってくることですが、このお客さんも震災で自宅が倒壊し、仮住まいをされていたのです。

 

家族が多かったので戸建ての賃貸を仮設住宅として尼崎市からあてがわれていたようです。

 

だから、地図には名前の記載がなく、表札もあげていなかったようです。

 

後でお客さんに聞いたのですが、仮換地の整地がこんなに長くなるとは思っていなかったので表札をあげていなかったようです。

 

さて、これからどのように進めて行こうかという事になりましたが、この続きは次回に書く事にしましょう。

 

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ザ・ヒストリー 新築住宅・注文住宅相談所 一条工務店営業編 VOL.5

ザ・ヒストリー

 

人それぞれ、いろいろな人生を送ってきたわけです。

 

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この業界において皆さんの知らない事を沢山経験してきましたのでそれを歴史として書いて行く事にしましょうね。

 

他人の人生ですが、これから住宅を建築されようと思われる方々には必ずプラスになる事も沢山あると思いますよ。

 

それでは始めましょう。

 

前回の続きを書いて行きましょうね。

 

さて、アプローチテストに合格し、展示場内での接客が出来るようになった最初の土日。

 

住宅営業としてのデビューです。

 

平日は展示場は建築工事中ですが、土日は工事を中断して一般開放してお客さんを呼び込みます。

 

足場が外れているのかどうかは忘れましたが、外観はほぼ完成しているような状況でした。

 

内装は、床には段ボールで養生されていますし、クロスも全面貼り終えていないような状態で初めての接客をする事になりました。

 

展示場内での接客には順番があります。

 

この時はそのルールをまだ知っていませんでしたが、前月の契約数で順番が決まるとの事でした。

 

土日でワンクールだったのか、単独でワンクールだったのかはわすれてしまいましたが、前月の数値が重要だったようですが、一条工務店の入店者数は、そんな事はお構いなしでした。

とにかく入店させる事に熱心な会社でした。

その話はまたにして、建築途中な状況でもお客さんは来てくれました。

 

展示場の外で営業マンが前を通る人達に声をかけて、とにかく見てくださいと言うわけです。

 

すると不思議なもので半数以上の人がそれならといって入って来てくれました。

 

そんな感じで私の順番が回ってきて、人生初めての接客を行う事になります。

 

4人か5人の家族連れでした。

 

どんな話をしたのかは忘れてしまいましたが、緊張よりもワクワク感の方が勝っていたように思います。

 

初めての接客でしたが約90分ほど、面談が出来ました。

 

営業手法などまだ何も出来ていない頃だったのでアポは取れていませんし、アポを取る余裕などもありませんでした。

 

しかし、お客さんの住所と氏名等連絡先は教えてもらいましたので、追客できるお客さんとして登録する事は出来ました。

 

その後も数組、接客しましたが一組目で力が尽きたのか、まったく記憶しておりません。

 

このお客さん、実は私の初契約、そして、一条工務店伊丹展示場と川西展示場においても初めて契約者になります。

 

私の住宅営業スタイルの基本形はこのお客さんで作られる事になります。

 

そして、このお客さんは入居後、沢山の一条の営業マンに契約をもたらせる重要な御客さんになって行くのですね。

 

この続きは次回に書く事にしましょう。

 

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ザ・ヒストリー 新築住宅・注文住宅相談所 一条工務店営業編 VOL.4

ザ・ヒストリー

 

人それぞれ、いろいろな人生を送ってきたわけです。

 

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この業界において皆さんの知らない事を沢山経験してきましたのでそれを歴史として書いて行く事にしましょうね。

 

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前回の続きを書いて行きましょうね。

 

当時と今の一条工務店の主力商品の考え方は大きく変わっていました。

 

現在の一条工務店はツーバイ系のアイ・シリーズが主力商品ですが、当時はそうではありませんでした。

 

今のツーバイ系はリーマンショック後に一条工務店で販売が開始されるわけですが、それまでは一条工務店は在来工法一本の会社でした。

 

日本古来からのお家芸である在来工法、木造軸組み工法と呼ばれますが、柱と梁で木造住宅の骨格を作る日本古来からある木造工法でした。

 

当時は、ツーバイ系や集成材を一条工務店では完全否定していました。

 

本格木造住宅は在来工法であり、また、柱は国産のすぎ、ヒノキの無垢材であると考えていたのですね。

 

国産・外来関係なく集成材の柱を完全否定していた会社だったのですね。

 

私が入社した平成14年(2002年)は一条工務店においても転換期でした。

 

一条工務店では在来工法で筋交いで耐震力を確保する昔ながらの工法で本格木造注文住宅をうたっていました。

 

外観や内装材、住宅設備や窓等は一条ブランドで構成されていましたが、構造体は在来の制限の範囲内で間取りの自由度はそこそこ高かったです。

 

特徴ある出窓などは使わないでも良い設計も出来たので、一般的にはまあまあの間取りを作成する事は可能でした。

 

しかし、雰囲気は日本人の特に田舎の人達が考えるような洋館をイメージしていた事もあり、幾分かは古臭さもありましたが、それを重厚と感じる事が出来れば良い家と言えます。

 

しかし、この平成14年から展開して行くアイヘッド、夢の家仕様からこの可変性のある注文住宅を捨てる事になります。

 

筋交いを止め、構造用合板で耐震力を確保し、社内規格内で断熱材と接合手順を固定される事によって、断熱力と気密数値を一定化する事を約束されたモデルにする事に流れが変わったのですね。

 

当時、聞きなれていなかった高気密・高断熱という表現をする事で他社との大きな差別化を図ろうとしていたわけです。

 

私が勤務する伊丹住宅展示場も関西におけるアイヘッド、夢の家仕様の第一号(一号は2つあります)だったのですね。

同時期に建築していた川西住宅展示場もですが。

 

ここから、今の一条工務店のスタイルが確立されてくる事になるのですが、如何せん、関西ではまったく無名の会社でしたし、他とは違う事をし始めていたのですから、それはそれは大変だったのです。

 

この大変さも含め一条工務店がどうして生まれてきたかを知る事で、何故、異端児と他社から思われていたのかも理解できると思いますので、その話はまた次回にも書いてみる事にしましょう。

 

私の住宅営業としての初めての接客のお話は少し先にしましょうね。

 

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ザ・ヒストリー 新築住宅・注文住宅相談所 一条工務店営業編 VOL.3

ザ・ヒストリー

 

人それぞれ、いろいろな人生を送ってきたわけです。

 

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前回の続きを書いて行きましょうね。

 

さて、当時の一条工務店では中途採用者に関しては、本社研修が2度、用意されていました。

入社後、1月と3月(明確に記憶していないのでずれはあるかも)に本社にて集合研修が行われました。

 

1週間程度の合宿研修だったように思います。

 

静岡県にある一条の本社に宿泊しながらみっちりと教育されるわけです。

 

浜辺に違い場所で、近隣には何もありません。

 

車が無ければコンビニに行く事すらできない辺鄙な場所でした。

 

そして、毎日、テストがあるので研修後は、勉強勉強でした。

 

とにかく短期間で住宅建築に関するいろいろな知識を詰め込ませて接客出来るように訓練されるのですね。

 

軍隊のような感じでしたが、私は結構楽しんでいました。

 

なにしろ、すべてが初めての事なのでとにかく新鮮で新しい知識が増えるのが楽しくて仕方がありませんでした。

 

研修までの一月間は、建築途中の展示場で大工さんの仕事を見ながら勉強をして、また、私よりも若い先輩達が営業をするのに同行して客先での話を聞いたりしながら営業の勉強も進んで行きました。

 

一回目の研修を終えると、実際に接客できるかのテストが営業所内で行われます。

 

アプローチテストと呼ばれていたように思います。

 

営業所長が客役および試験官になり、営業所の営業マン全員の前で接客テストが行われます。

 

結構、意地悪なテストで勉強していない事もテストされます。

 

確かに、実際の現場ではお客さんがどのような質問をするかも分かりませんし、初対面のお客さんに興味を持ってもらうような話が出来ないと当時、無名だった一条工務店では追客すらできません。

 

私よりも少し前に中途入社している先輩達もこのテストにチャレンジしていますが、一度で合格になった人はいませんでした。

 

結構高いハードルだったそうです。

 

私達、後組の中途採用者も研修後、このテストを受ける事になります。その時には、前回、不合格だった先輩達も一緒にテストを受ける事になります。

 

同輩達が次々にこのテストに不合格になる中、私は一度でテストに合格しました。

 

テストの内容は、客側が自宅マンションの売却を検討して、新築で一条の建物を土地から購入したいという話でした。

 

細かい内容は省きますが、私が行った対応は、当然ながら現状把握と資金計画です。間取りや土地の斡旋等はしませんでした。

 

結果、資金的には無理と判断したので計画をしないように話をしました。

 

それで合格になったのですね。

 

金額の整合性は、所長側でも出来ておらず、途中で数字がおかしくなってしまったところをうまく突いて、話をこちら側にもって行けた事が合格の要因だったようです。

 

テストに合格したので、晴れて接客デビューになります。

 

展示場はまだ完成しておりませんでしたが、土日祝日は中身を開放して住宅公園に来場されているお客さんを呼び込みました。

 

そして、人生初の接客をする事になるのです。

 

このお話は次回に。

 

 

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ザ・ヒストリー 新築住宅・注文住宅相談所 一条工務店営業編 VOL.2

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この業界において皆さんの知らない事を沢山経験してきましたのでそれを歴史として書いて行く事にしましょうね。

 

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前回の続きを書いて行きましょうね。

 

9月に入社が決まり、初出勤の日から驚きの連続でした。

 

私はサラリーマンとしては大企業の本部施設だけが出勤場所だったので会社の事務所とは、そんな所だとしか知りませんでしたが一条工務店はまったく違っていたのに驚いたわけです。

 

そもそも、一条工務店には営業事務所はありません。

 

事務所としての建物や部屋が無いのですね。

 

住宅展示場の一室を事務所にしているのです。

 

伊丹の住宅公園内に建築途中の住宅展示場の一階の一部屋が事務所だったのですね。

当然ながら、広い部屋ではありません。

畳数は憶えていませんが8帖から10帖程度だったように思います。

 

まず、出勤場所に驚いたわけですね。

 

また、建築途中だったこともあり、建物の外観は出来ていますが内装は途中でした。

事務所部だけは、従業員が常駐する為に先に内装を作られたようですが、照明と電気コンセントだけが生きている状態でエアコンなどは動きません。

 

私が出社した日には、同時に採用された人が2人いました。

 

また、私達よりも一月程度先に採用された中途の方が数名いました。

 

そんなカルチャーショックから始まった私の住宅営業ライフ、とにかく何もかもが新鮮でした。

 

先輩達にいろいろと教えてもらいながら仕事を覚えて行く事になるのですが、とにかく覚える事ばかりなので大学受験並みに毎日勉強勉強の日々が続きます。

 

会社の事から木造建築の一般常識、住宅営業の基本的スキルから社内ルールまで、一日中、課題本を読み漁る感じです。

 

そして、毎週、テストがあるのですね。

 

一条は入社後は、毎週、何を覚えて何をするのかがカリキュラム化されています。

そして、毎週確認テストがあります。

そのテストの結果はホワイトボードに書かれて、毎週のように営業所長がそれをみて、嫌味を言うのですね。

 

初めての事ばかりでしたので、すごく新鮮で楽しかったです。

 

職場環境は過酷でした。

 

9月の残暑が厳しい中、窓だけを開け、扇風機の風だけを頼りに狭い事務所に7,8人、多い時には10人以上がもくもくと勉強をしていました。机も椅子も当時でも時代遅れのビジネスデスクと壊れかけたビジネス・チェアーです。しかも、何処かの解体した展示場からの引き上げ品だったそうです。

 

従業員にはお金をかけないというのが、当時の考え方だったようです。

 

そして、建築中の音や埃が蔓延している建物の中で掃除などをしながら、日々勉強が続きます。

 

しばらくすると同輩達とも対話が弾むようになってきました。

 

この伊丹展示場以外にも同時期に川西にも同型モデルの展示場をオープンさせるとの事でした。

 

その川西には本部機能を持たせるようで、工事部隊と設計部隊を常駐させるようでした。

と言っても同じ大きさの住宅展示場内の一部屋を事務所にするのは同じようなのですが・・

 

同じように中途採用者も何名かいるとの事でした。

 

この阪神営業所は、新規に作られた営業所でしたが一条工務店の正社員と我々中途社員で構成されています。

 

一条は中途採用者が多い事はこの時も同様でした。

 

学生上がりで社員になった人達と中途で採用された人達がミックスされている状況でした。

 

新しい営業所に来た社員達も同じようにこの営業所長が選別してきたようです。

 

どの営業所も同じなのですが、優秀な営業マンを外に出したがりません。

 

つまりこの新しい営業所には、新人と他から放出された営業マンと未経験の中途採用者だけで構成されていたのですね。

 

今から考えるとすごいチャレンジだったわけです。

 

しかし、この成果は数年後に出ます。

 

全国でもトップクラスの営業所になるわけですからね。

 

とそんな状況で始まった私の住宅営業ライフ。

 

まだまだ、いろいろな事が出てくるのですね。

 

その話は、また次回に。

 

 

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