注文住宅を失敗させない注文住宅マスターからのアドバイス

マイホーム計画、注文住宅を中心に業界の裏表や本音を書いて行きます。

ザ・ヒストリー 新築住宅・注文住宅相談所 一条工務店営業編 VOL.4

ザ・ヒストリー

 

人それぞれ、いろいろな人生を送ってきたわけです。

 

岡本顧問事務所の代表である私にもいろんなことがあっての今なのですね。

 

この業界において皆さんの知らない事を沢山経験してきましたのでそれを歴史として書いて行く事にしましょうね。

 

他人の人生ですが、これから住宅を建築されようと思われる方々には必ずプラスになる事も沢山あると思いますよ。

 

それでは始めましょう。

 

前回の続きを書いて行きましょうね。

 

当時と今の一条工務店の主力商品の考え方は大きく変わっていました。

 

現在の一条工務店はツーバイ系のアイ・シリーズが主力商品ですが、当時はそうではありませんでした。

 

今のツーバイ系はリーマンショック後に一条工務店で販売が開始されるわけですが、それまでは一条工務店は在来工法一本の会社でした。

 

日本古来からのお家芸である在来工法、木造軸組み工法と呼ばれますが、柱と梁で木造住宅の骨格を作る日本古来からある木造工法でした。

 

当時は、ツーバイ系や集成材を一条工務店では完全否定していました。

 

本格木造住宅は在来工法であり、また、柱は国産のすぎ、ヒノキの無垢材であると考えていたのですね。

 

国産・外来関係なく集成材の柱を完全否定していた会社だったのですね。

 

私が入社した平成14年(2002年)は一条工務店においても転換期でした。

 

一条工務店では在来工法で筋交いで耐震力を確保する昔ながらの工法で本格木造注文住宅をうたっていました。

 

外観や内装材、住宅設備や窓等は一条ブランドで構成されていましたが、構造体は在来の制限の範囲内で間取りの自由度はそこそこ高かったです。

 

特徴ある出窓などは使わないでも良い設計も出来たので、一般的にはまあまあの間取りを作成する事は可能でした。

 

しかし、雰囲気は日本人の特に田舎の人達が考えるような洋館をイメージしていた事もあり、幾分かは古臭さもありましたが、それを重厚と感じる事が出来れば良い家と言えます。

 

しかし、この平成14年から展開して行くアイヘッド、夢の家仕様からこの可変性のある注文住宅を捨てる事になります。

 

筋交いを止め、構造用合板で耐震力を確保し、社内規格内で断熱材と接合手順を固定される事によって、断熱力と気密数値を一定化する事を約束されたモデルにする事に流れが変わったのですね。

 

当時、聞きなれていなかった高気密・高断熱という表現をする事で他社との大きな差別化を図ろうとしていたわけです。

 

私が勤務する伊丹住宅展示場も関西におけるアイヘッド、夢の家仕様の第一号(一号は2つあります)だったのですね。

同時期に建築していた川西住宅展示場もですが。

 

ここから、今の一条工務店のスタイルが確立されてくる事になるのですが、如何せん、関西ではまったく無名の会社でしたし、他とは違う事をし始めていたのですから、それはそれは大変だったのです。

 

この大変さも含め一条工務店がどうして生まれてきたかを知る事で、何故、異端児と他社から思われていたのかも理解できると思いますので、その話はまた次回にも書いてみる事にしましょう。

 

私の住宅営業としての初めての接客のお話は少し先にしましょうね。

 

岡本顧問事務所は、建築業者・ハウスメーカー向けには、営業戦略・営業教育の営業顧問業務を行い、また、一般の方向けには新築住宅・注文住宅相談所として個人宅建築計画すべてに関して、指導・サポート業務を行う住宅建築における専門家、住宅コンサルタント・住宅建築アドバイザーです。

 

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