注文住宅を失敗させない注文住宅マスターからのアドバイス

マイホーム計画、注文住宅を中心に業界の裏表や本音を書いて行きます。

ザ・ヒストリー 新築住宅・注文住宅相談所 一条工務店営業編 VOL.6

ザ・ヒストリー

 

人それぞれ、いろいろな人生を送ってきたわけです。

 

岡本顧問事務所の代表である私にもいろんなことがあっての今なのですね。

 

この業界において皆さんの知らない事を沢山経験してきましたのでそれを歴史として書いて行く事にしましょうね。

 

他人の人生ですが、これから住宅を建築されようと思われる方々には必ずプラスになる事も沢山あると思いますよ。

 

それでは始めましょう。

 

前回の続きを書いて行きましょうね。

 

一条工務店には追客権利のルールがありました。

 

接客後、3日以内に訪問をしないと自分のお客さんにならないのですね。

 

訪問していない接客は所長が取り上げてしまいます。

 

展示場はだいたい午後6時ぐらいになるとお客さんも引け、その日の営業は終了します。

 

展示場の戸締りをして、営業マン達は夜の訪問に出かけます。

 

夜訪と呼ばれていました。

 

アポの有る無しに関係なく、接客したら訪問するわけです。

 

私もその日に接客したお客さんの住所をゼンリンの地図で調べました。

 

一番長く接客できた最初のお客さんの住所を調べてみると確かにお家はありました。しかし、名前が記載されていませんでした。

この理由は後でわかるのですが・・

 

とにかく、人生初の自分が接客したお客さん宅への夜の訪問をする事になります。

 

場所は、尼崎市の杭瀬と言う場所でした。

 

私は尼崎には土地勘がありませんでしたので、ゼンリンの地図を紙に書き写して車で向かいました。

 

当時はナビのような便利は道具は車にはついていませんでしたし、当然ながらスマホなど無い時代でしたので、ゼンリンの地図だけが頼りです。

 

まあ、地図を見て家を探すという事が出来るようになった事で道に迷っても何とか出来るようにはなりましたが、当時は商売で普通自動車の運転にもなれていなかったので、しかも夜の知らない道を家を探しながら運転するのには気を使いました。

 

後で知る事になったのですが、お客さん宅の近隣は結構デンジャーな所のようです。

 

私はまったく気にかけていませんでしたが、同僚達は口をそろえてそんな風に言っていました。

 

そんなこんなで、お客さん宅の近くまで行き、車を止める場所を探して広めの道路に車を止めて地図にあるお客さん宅に行きました。

 

表札が上がっていないので本当にお客さん宅なのかもわかりませんでしたが、インターフォンを押してみるとお客さんが出てこられました。

 

何を話すわけでもありませんが、来場のお礼とパンフレットの追加分を渡してその日は帰りました。

 

玄関先で少し話をした時に土地はあるのだけれど、まだまだ建築が出来ないのですよと言われており、仮換地という聞いた事の無い話が出てきたのをお土産に事務所に帰る事にしました。

 

さて、この仮換地。

 

入社1月目の当時の私にとって、どういうものなのかは全く分かっておりませんでした。

 

事務所に帰り、先輩に話をして仮換地の意味を教えてもらいました。

 

仮換地とは代替地の事です。

 

2002年当時、1995年に起こった阪神淡路大震災の影響はまだ私達のエリアには残っていました。

 

尼崎市も同様で震災の被害にあった方々には、震災後7年が経過しようとしているこの頃でも仮設住宅に住まわれていたのですね。

 

後でわかってくることですが、このお客さんも震災で自宅が倒壊し、仮住まいをされていたのです。

 

家族が多かったので戸建ての賃貸を仮設住宅として尼崎市からあてがわれていたようです。

 

だから、地図には名前の記載がなく、表札もあげていなかったようです。

 

後でお客さんに聞いたのですが、仮換地の整地がこんなに長くなるとは思っていなかったので表札をあげていなかったようです。

 

さて、これからどのように進めて行こうかという事になりましたが、この続きは次回に書く事にしましょう。

 

岡本顧問事務所は、建築業者・ハウスメーカー向けには、営業戦略・営業教育の営業顧問業務を行い、また、一般の方向けには新築住宅・注文住宅相談所として個人宅建築計画すべてに関して、指導・サポート業務を行う住宅建築における専門家、住宅コンサルタント・住宅建築アドバイザーです。

 

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