さて、これだけ簡単に情報を得る事ができる時代になっても、注文住宅計画に関しては、多くの人達が間違った考え方で進めてしまっているのですね。
今回は、その中でも最も重要かつ間違いの多い事を書いてみましょう。
注文住宅で自宅を考えたいと思った時にまず最初に行う事は何でしょうね。
多くの一般人が初体験の為にネットで経験者の話や目に見える物を検索し始めます。
そして、勉強しなければいけないなどと思ってしまい、自宅建築の泥沼にはまって行くのですね。
例えば、住宅性能と言った構造や断熱・気密の話からデザイン等の意匠性の話。
その他もろもろの住むに関しての情報をめったやたらに探し始めるわけです。
建築を依頼する会社は、ハウスメーカーか非メーカーなのか、はたまた不動産業者がどうだとか・・
とにかく、手あたり次第に情報を模索するのです。
そして、自分の勝手な判断でいろいろな事を決め始めるわけですね。
そこで初めて気がつくのです。
お金が足りているのかどうかのかを。
おかしな話です。
物を買う時には、いくらの物を買えるかを自分の財布と相談してから買い物に行くわけですが、注文住宅等自宅を買う場合は、お金の話は後回しにしているケースが大変多いのです。
住宅ローンが組めれば何とかなると思っているのか、自分達は家を買う事が出来ると勝手に思っているのか、はたまたその反対で家を買えないと思っているので計画は出来ないと思っているのかなどなどです。
そう言えば、私のお客さんで家は欲しいが買えないと言われていたので、藁をも掴む気持ちで相談に来ましたという方がいましたね。
確かに普通に住宅会社等に相談すれば、相手にされない状況でしたが、その方に大手ハウスメーカーで注文住宅を持ってもらいました。
無理やりとか違法行為とかではなく、手順と調整、交渉を段取り良くする事で普通に大手ハウスメーカーで住宅を購入する事ができるという事をハウスメーカーですら知らなかっただけの事です。
同じような経験を何度もしていた私だから、その方々の内容を吟味して、手順と方法をハウスメーカーの協力を得て実現しただけの事です。
つまり、注文住宅計画を始める時には、まず最初にしなければいけない事は、お金の話なのです。
お金の事が明確にならないと、話を進める先を選ぶことはできません。
建築計画を進める事が可能なのがハウスメーカーなのか、工務店なのかを確実の事にしておかなければ、予算が足りなくなり、本来必要な物を無くしてしまいます。
お金が足りなくなった時にやれ住宅性能や意匠性や等々を言ったところで買えない物は買えません。
何をどの程度確実に買う事が出来るかを把握してからでなければ、住宅建築計画をしてはいけないのです。
これを後回しにしている人ほど、予算が足りないとか、住宅性能は低くても良いなどと言ったような金儲け主義の会社で建築する事になってしまうのです。
お金の話は、住宅メーカーやFPでは出来ません。
その理由は、売る為にお金の話をするからなのですね。
住宅を安全で正しく、会社を指定せずにお金の話が出来る人でなければ駄目なのです。
お金の話を聞きに行く会社毎に話の内容が異なるのはこのためなのですね。
また、銀行などに行っても無駄ですよ。
銀行の住宅ローン窓口は住宅ローンを売っているだけですからね。
さて、今回は、お金の話でした。
岡本顧問事務所は、建築業者・ハウスメーカー向けには、営業戦略・営業教育の営業顧問業務を行い、また、一般の方向けには新築住宅・注文住宅相談所として個人宅建築計画すべてに関して、指導・サポート業務を行う住宅建築における専門家、住宅コンサルタント・住宅建築アドバイザーです。
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住宅コンサルタント 住宅アドバイザー 住宅プロデューサー