さて、住宅公園にあるハウスメーカーの住宅展示場。
注文住宅に限らず、自宅を持ちたいと思った時に一度は行っては見たい場所である事には間違いはありません。
しかし、ごく普通の当たり前の神経を持っている人であれば、敷居が高いと感じるのは自然な事なのです。
反対に簡単にこれらの展示場に行ける人ほど、神経が図太いのか変人なのかと思ってしまうわけです。
そこで、ごく普通の当たり前の人がこれらの住宅展示場に行く時に知っておくべき事を書いてゆく事にしましょう。
簡単に書く事は出来ませんので、シリーズ化します。
何事でも同じですが、相手の事を知らないと対策を練る事はできません。
住宅展示場に行くにも、ハウスメーカー側の意図、気持ちを知っておかねば、うまく行く事はありません。
今回は、このあたりから書いてゆく事にしましょう。
1:住宅展示場は無料公開のオブジェ・展示物では無い。
住宅展示場という表現が誤解を生じているのだと思いますが、展示場だから誰でも無料で観覧すれば良いと思っている人達は結構いるわけです。
特に問題になるのは、工務店などで自分達の展示場を持っていない業者や不動産業者がハウスメーカーの住宅展示場に行って内外装やインテリア、間取りを見てくれば良いなどとフザケタ事を言っているわけです。それを真に受けた人達が一定数来る事でそのハウスメーカーは迷惑している事を一般的には知られていません。
また、住宅公園で集客、つまり客集めのイベントなどで住宅購入とは関係の無い一般人達が多く来て、その中の一定数が展示物だから内覧しようと入店してくるわけです。
これらもハウスメーカー側からすれば、迷惑な客の一種なのです。
つまり、これらの商売とは関係の無い入店者が来る事で、商売の機会を失っていると感じている多くの住宅営業がいる事で真剣に住宅購入を考えている人達に対しても疑心の目を向けている住宅営業が沢山いる事を知っておくべきなのです。
買えない人、買わない人は本来であれば住宅展示場に入店する事が無いのが理想なのですが、これも商売上、いつか住宅を持ちたいと考えているほんの僅かな人達の為、あるいは告知や広告の為に入店者の数を多くしなければいけないメーカー側の事情もある為に、住宅営業マン達には日々客を見極める葛藤が起こっているのです。
その結果が、人間不信につながってしまうケースも多々あり、接客態度に出てしまっている営業マンも数多く存在しているわけです。
この事情を一般の方々は知っておく必要があるのです。
2:住宅営業は金儲けの為に仕事をしている
建築業者や不動産業者の営業マンの99%以上が金儲け主体の営業マンです。
当人達は、お客様の為になどと綺麗ごとを言いますが、実際に客になり、トラブルを抱えた時にその本性が表に出て来ます。
金儲けを出来るだけ楽にしたいと考えている人達が大半だという事を一般人は知っておくべきなのです。
しかし、これを否定する事は出来ません。
貴方も生きている限り、お金儲けをするわけですからね。
そして、自分達の家だけは安全で快適な住いにしたい、問題やトラブルが無いようにしたいと考えているわけです。
自分の家をほっといて、見ず知らずの他人の家を良くしてほしいなどと本当に考えている人などはいないわけです。
この部分では営業マンと一致しているわけですが、住宅営業マンの方が無知な経験の無い一般人よりも分が少し良いわけです。
これを良い事に住宅営業マンは自分勝手な営業を行い、自分達に都合の良いように話を進めて行くわけです。
これを理解しておくべきなのです。
世の中に良い営業マンなどは一人もいません。
営業マンを紹介しますなどと言っている業者や優秀営業マンに当たったなどと喜んでいる人ほど、実は不幸なのですね。
営業マンは使えてなんぼの世界です。
使える営業マンに仕立てるのが一般人の客としての貴方の使命なのです。
それを実現出来た時だけが、住み続ける上において安心できる住宅になるのです。
まだまだ沢山ありますが、今回はこの辺にしておきましょう。
岡本顧問事務所は、建築業者・ハウスメーカー向けには、営業戦略・営業教育の営業顧問業務を行い、また、一般の方向けには新築住宅・注文住宅相談所として個人宅建築計画すべてに関して、指導・サポート業務を行う住宅建築における専門家、住宅コンサルタント・住宅建築アドバイザーです。
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岡本塾
住宅コンサルタント 住宅アドバイザー 住宅プロデューサー
20231212