当たり前のように使っている大手ハウスメーカー(大手住宅メーカー)って言葉。
みんな同じ意味で使っているのかな?
経験から言うと、そうではないと感じているよ。
アンジャッシュという芸人達がネタとしてテレビなどでみる、勘違いのコントがまさにこの大手ハウスメーカーという言葉なのかもしれないよね。
大手というとどの会社をイメージするかな?
積水ハウス、ダイワハウス、住友林業、ミサワホームは間違いなく大手ハウスメーカーだよね。
でもね、住友不動産やタマホームなんかも大手なんだよ。
一条工務店なども大手に含まれてしまうよね。
今はヤマダホームズなんかも大手なんだよね。でもね、昔のエス・バイ・エルは大手かというと微妙な形なんだよね。
また、地域で大手だと思われている会社なども実は大手ではない場合も沢山あるんだよね。
この大手というのは、「業界の中で知名度や規模において上位に入る会社」の事をいうと一応定義はされているんだけど、いまいち曖昧だよね。
そもそも知名度っていうものが曖昧だし、上位というのは具体的に何をもって上位としているのかも曖昧だよね。
この大手に似た言葉で大企業というのがあるんだけど、この大企業には明確な定義がされているんだよね。
業界ごとに定義が違ってはいるけど、建築業界においては、
資本金:3憶円以上
従業員:300名以上
とされている。明確にいうと大企業の定義というのは、中小企業と定義されている以上の企業の事をいうので、このような定義になっているのだよね。
つまり大企業を大手というのであれば、地場の建築会社や府県を跨った少し規模の大きい建築会社はすべて大手と勘違いされてしまうわけなんだよね。
この勘違いが、大きな問題になるのは、主力商品の価格差が間違った解釈をしてしまうからなんだよね。
大手ハウスメーカーとしてのくくりであれば積水ハウスもタマホームも同じなんだよね。
でもね、主力商品の価格帯がまったく異なるんだよね。
積水ハウスは、坪単価換算にして100万円以上なんだけど、タマホームはその半分にも至らないわけ。
この差をわかっていて大手ハウスメーカーはうんうんというような話をしているのであれば問題ないのだけど、そうじゃないよね。
また、書き手が思っている大手ハウスメーカーと読み手がイメージしている大手ハウスメーカーの価格帯や規模が同じでない場合は最も深刻な問題だよね。
それにプラスして、大手ハウスメーカーとローコスト住宅との違いやメリット・デメリットとはなんか言い出すと、もう論外だよね。
大手ハウスメーカーという表現は会社の規模の話であって、ローコスト住宅という表現は商品の種類なんだよね。
大手ハウスメーカーでもローコスト住宅を販売している会社は沢山あるよ。
例えば先ほど書いた住友不動産株式会社やタマホームはローコスト住宅を売っているメーカーだよね。
ネットの情報には、表現方法がいろいろあって、また、作者や読者にもいろいろだから、必ずしも作者と読者が同じ意図で情報を共有しているとは限らないんだよね。
書き手の意図を本当に理解するためには、作者と同じレベルであることを確認できるか、情報そのものを作者に直接確認する必要があるんだよね。
おっと、もうこんな時間になってしまったよ。
この続きは、またの機会に・・・