さて、前回の続きを書く事にしましょう。
住宅展示場にはいろいろな人が来場されるわけです。
特に集客目的のキャンペーンやイベントなどを行っている時は、住宅購入とは関係の無い人達もくるのですね。
今回は、このような人が来たわけです。
この業界では物貰いという言い方をするわけですが、別段、珍しい事でもありませんので、景品だけをあげて、さっさと帰ってもらいます。
まあ、そのような人に当たった営業マンは不幸ですが、当たりハズレがあるのは仕方のない事です。
今回のケースには、物貰いに関しても条件があり、その条件を満たした人だけに景品をあげるというスタイルだったようなのでタマホーム側も少しは安心をしていたのでしょう。
しかし、このような物貰いの中には強者もいるわけです。
平気で嘘をいって、景品だけをもらって行きます。
コストなので物品でも金券でも、会社側は広告宣伝費として処理しますので、嘘をついている人にも欲しいのであればあげるのは許容範囲なのです。
ただ単に、景品だけをもらって帰れば良いだけの人だったわけですが、ネットの住人という事で別の事を考えていたのでしょうね。
ネットの住人には、興味本位で自分の投稿を見る人達を増やしたがる傾向が強い人が沢山いるわけです。
今回の人もそのような部類の人だったのでしょうね。
本来であれば、住宅展示場内を観覧して、何か不都合等を見つけると、今回は釘の打ち損ねを見つけたわけですが、ついてきている営業等にその事をその場で伝えるのが常識的対応なのですが、許可なく写真を撮り、この件をタマホーム側にその場で伝えずに、ネットに投稿をしたわけです。
展示場内で関係者に伝えておけば、通常はその場でその事を確認し、是正する事を約束し、不備を発見してくれた事に対しては何かしらの説明を行うのが普通の住宅営業です。
その場に立ち会っていたわけでは無いので、このようなやり取りがあったのかは分かりませんが、もし、このような話があったのであれば、その事も投稿時には記載し、その対応を書くのが筋だと思います。
そのような文章が無い事から、この投稿者は、タマホームの不備だけを投稿する事だけを考えていたのでしょうね。
もし、そうだとすれば悪意ある行動と言えます。
このように、本来あるべき形で来るべき人が来ていなかった事がこのような大騒ぎになって行く要因なのですね。
まあ、営業マンも来場客の展示場内での行動に関しては注意してみる必要があるわけですが、来場された瞬間から物貰いと分かっているような状況であったとしたら営業マンの気持ちも下がるのも分からないでもありません。
今回の件に関しては避ける事ができる機会が何度もあったわけです。
次回は、ネットに投稿されてしまった後の対応に関して書いて行く事にしましょう。
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