以前からもそうなのですが、ネットの中には、ブログ記事も動画もいろいろなSNS上にもハウスメーカー対工務店などと言った記事が目につきます。
それらのほとんど全部と言ってよいほど、確証も無く、また、憶測で自分達側を優位にしたいがための記事のように感じます。
まあ、専門家と呼ばれているこの業界人達の中でもどこにも属さない研究者や技術者達は、私と同意見の方々が大変多い事からも、世間の情報に誤りがあるのでしょうね。
私も多くのこのような記事や情報は、勘違いをしていると考えております。
そこで、今回は本当は大手ハイコストハウスメーカーで建築するのがベストだというお話をしてみましょうね。
しかし、どの大手ハイコストハウスメーカーでも同じことが言えるというわけでは無い事をまず最初にくぎを刺しておきますね。
さて、大手ハイコストハウスメーカーとは、何を基準に考えると良いのでしょうね。
コストという面から選別すると、坪単価換算、注意してもらいたいのは、注文住宅の世界には、坪単価という考え方は無い事をまずは理解しておきましょうね。
総額を述べ坪数で単純に割った物を坪単価と便宜上、書きますね。
総額には、外構工事と屋外給排水工事や地盤改良費等の土地の状況に左右される要素を省いた金額だと考えてください。
この坪単価が、110万円以上するのがハイコストと考えてください。
その金額帯で大手ブランドハウスメーカーを大手ハイコストハウスメーカーと呼ぶ事にします。
中小規模の工務店系やデベ系は除外しています。
あくまでもブランドメーカーになります。
さて、この金額を支払う事ができるというのがお客さん側の第一条件になります。
確実な資金・支払い計画を行い、予算的に問題の無い方、買える方が対象になるわけです。
資金計画、特に支払い計画が成り立っていない、あるいは危険度の高い方は、対象外になります。
資金上の問題の無い方は、買える商品として最良の物から検討してゆくというのが正しい道筋です。
ハウスメーカーが大嫌いだと言う人やブランドが大嫌いだと言う人も除外してください。
メーカー志向でなくても、大手ブランドハウスメーカーが嫌いでない方で条件をクリアーしている人達が対象になります。
さて、この大手ハイコストハウスメーカーは、何がどう違うので、最も良い選択になるというのでしょうか?
理由は沢山ありますが、簡単に確実に誰もが理解出来る事を今回は書く事にしましょう。
それは、耐久性能における確実な優劣なのです。
その耐久性能の中にも沢山ありますが、耐震性能にスポットを当ててみましょう。
日本でもっとも沢山建築されている住宅は、木造系の建物になります。
この木造に関して、今回は書いてみます。
鉄骨やコンクリートの話になると、地場工務店では建築できていないケースが沢山あるので、そもそもお話になりません。
どのような建築会社でも建築している木造住宅に関して書きますね。
さて、耐震性能に対しては、もはや疑う余地無しで耐震等級の3が当たり前なのです。
耐震等級が3でない建物を大手ハイコストハウスメーカーを購入できる人達が考える事はありえないのですね。
さて、この耐震等級3に関してここで詳しく解説する事はいたしませんが、耐震等級3にもいろいろある事は注文住宅で自宅を建築する人は知っていて当たり前になっています。
そこで、この耐震等級3に関しても品確法の耐震等級3と構造計算上の耐震等級の3に違いがある事を知らない人は沢山います。
具体的な事を知りたい場合は、直接私に聞いてもらえれば良いのでそれも割愛します。
いずれにしても耐震等級3に関して、焦点になってくる事は、壁量、壁強度なのですね。
当然ながら壁が多い方が耐震力に対しては強くなります。
壁の強度が強ければ耐震力が強くなります。
これは誰でもわかる事なのですね。
品確法の耐震強度に関しては、この壁の強さを意味する壁倍率(一枚の壁で何枚の壁と同じ強さを持たせることができるのかを倍率として表現しています)は、5倍となっています。
一枚の壁で5枚の壁があるのと同じという事を意味しているのですね。
ああ、耐力壁に関してのお話です。間仕切り壁ではありません。
構造計算における許容応力度計算では、この壁倍率が7倍まで強化できます。
という事は、同じ間取りで耐力壁の場所と数が同じであれば、構造計算を許容応力度計算した方が同じ耐震等級3でも強くなるという事なのですね。
ここまでが、一般的な工務店やハウスメーカーをはじめ建築会社で出来る事なのです。
さて、ここからがこの表題の重要なところなのです。
大手ハイコストハウスメーカーの中には、つまりはすべてではありません。
この耐力壁の壁倍率が10倍から14倍まで強化できているハウスメーカーがあるのです。
しかも、オプションでは無いのですね。
また、外周の壁(開口部や開口部の一部を有する壁は除く)すべてが、同じ耐力壁というハウスメーカーがあるのです。
この壁倍率の違いは実際にどのようにして認められているのかと言うと、実際に壁を作り、破壊試験を行い、その試験結果のデーターで限界耐力計算を行い、そのデーターを元に国家認定を受けているのです。構造計算の中で、木造系では最も厳しい条件である限界耐力計算を実物破壊を行った性能規定のデーターで計算し、同じ条件で建築出来る事を国に認めさせているハウスメーカーが数社あるのですね。
これは、絶対的に耐震力に関しては、今現実問題として、立証させることができる最良の方法なのです。
この差は、残念ながら一般の工務店や建築会社、あるいは、ミドル級のハウスメーカーや大手と言えども研究開発に対しての技術力と資本力の無い会社では無理なのです。
このことがあるので、実際に建築された建物には、同じ状況下における地震による被害状況とリスクに大きな差が出てくるのです。
このことを知らないと、大きな後悔をする事になるのですね。
はい、この一点だけでも私が表題にしている理由がお分かりになった事だと思います。
どのメーカーなのかは、記事にいたしません。
実際にハウスメーカーに行き、自分で確かめられると良いでしょう。
恐らく、営業マンレベルでは正しい説明をする事は不可能ですから、テクニカルマニュアルをもらってきて、自分自身でそこに記載されている内容を解読してみてください。専門用語と建築技術に関しての基本的な解釈が求められますので、ネットの辞書などで用語の意味を理解して、勘違いしないように注意して読まれると良いでしょう。
そして、理解した事、分からない事をそのハウスメーカーに行き、営業マン等にお聞きになられると良いでしょう。
この繰り返しを行わなければ、私の言っているハウスメーカーが何処なのかも分からないと思います。
そんな面倒な事をしなくても、私に聞きに来れば良いだけのことなのですが、自分でされたいと思われている方はご自由にどうぞ。
まだまだ、沢山の理由がありますが気が向いたらまた書く事にしましょう。
ネットの中には、間違った情報で溢れ返っています。
本当に自分達に必要な情報は何なのか、自分達に最適な建築会社は何処なのかを知らない限り、注文住宅は確実に失敗する事をよく理解しておいてくださいね。
自宅建築で困っている事があれば躊躇せずに下記の相談フォームを活用してください。(メールアドレスの間違いが無い事を充分に確認してから送るようにしてくださいね。こちらからの返信ができませんから)
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