さて、ローコスト住宅って聞くとどんな風にイメージするのかな~あ。
ローコストって何だろうね。
これも大手ハウスメーカーという言葉同様に明確な定義がされていないんだよね。
ローコストを英単語として日本語訳すると、低い原価という事になるよね。
原価を低く抑えた住宅という意味になりそうだけど、この原価とは何だろうね。
また、低いというのは、何を根拠に低いと定義しているのだろうね。
住宅における原価も他のどの商品においても原価は製品である限り同じ考え方なんだよね。
製造コストと考えると分かりよいかな。
商品を一つ作るのに必要だった原材料費や開発費、人件費や間接費等々、いろいろな費用が掛かっているわけだけど、儲けを覗いた金額が原価なんだよね。
ネットでよくローコスト住宅には、人件費や宣伝広告費を抑えているから安くできるなどと書いている人を見かけるけど、これは間違いなのだよね。
タマホームは一般的にはローコスト住宅メーカーの分類に入るわけだけど、テレビ広告を沢山しているよね。
結構知名度の高い俳優や歌手を使ってCMを作って、バンバンテレビで流しているよね。
この宣伝広告費は非常に高いという事は誰もが分かるよね。
また、住友不動産株式会社もローコスト住宅に分類できるよね。
でも、この会社の求人広告を見ると営業マンの平均年収は700万円を超えていると書かれているし、年収が3000万円を超えている営業マンもいると書かれているよね。
これって人件費や宣伝広告費が安いと言えるのかな?
このローコスト住宅という商品を販売している会社にも大きく3つに分けることができそうだね。
一つは物量、つまりはスケールメリットを生かして販売戸数で単価を下げているケース。
もう一つは、本当に人件費を削って、広告もせずに材料費もグレードも抑えて建築している中小規模の会社のケース。
そして、これらの2つの要素を巧みに組み合わせているケース。
建物の構造材をけちっている会社は今の時代、存続できないことは承知だから、目に余る粗悪品を使っている会社を経験上見た事はないけど、確かに見栄えはしない建物はローコスト住宅にはあるようにも思えるね。
また、ブランドに対しても近所の目が気になる場所では、建築されていないよね。
つまりローコスト住宅というのは、安もの住宅と一言では言えない商品群なんだよね。
言葉がもつイメージが個々に違うだけで、良い悪いは当人の気の持ちようと言うのが、正解なんだろうね。
しかし、注意してほしいのは、ローコスト住宅に分類される商品群の中にも、金額差があるということなんだよね。
どの金額帯でどの会社で建築したかによって、建物の品質もバラバラなのだから、ひとくくりにしないように注意して、ネットなどでローコスト住宅を調べたりした時は、書いている人がどのクラスのどのような建物を建築したのかは、しっかりと理解しておく必要があるよね。
やっぱり、ネットの一方的な情報は、危険だと思うなあ・・・
おっと、もうこんな時間になってしまったよ。
この続きは、またの機会に・・