新築住宅を取り扱っている不動産業者や建築業者、工務店やハウスメーカー。
当然のごとく、注文住宅も出来ると誰もが思っているよね。
やってやれない程度の会社も実はあるわけだし、出来ればやりたく無いと思っている会社も実はあることを知っているかな?
キーになる言葉があるんだよね。
それは、「分譲住宅」という言葉なんだよね。
「分譲」って見た事ある言葉だよね。
分譲マンションや分譲中などなど。
戸建て以外にもよく目にするよね。
新築住宅に使われる言葉なんだよね。
つまりは新築住宅の売り物件の事なんだよね。
戸建て住宅の場合でもマンションの場合でも同じで、土地付き新築住宅の事を分譲住宅と言うんだよね。
戸建てのケースで似たような言葉に「建築条件付き」というのがあるけど、これは「土地」の事を言っていて建物の事ではないので間違わないようにね。
この「分譲住宅」という言葉を多用している、あるいは会社のホームページなどで真っ先に来ている会社が実は、注文住宅が苦手、あるいはできればやりたくないと考えている会社かもしれないと考えるといいんだよ。
「分譲住宅」は、建売住宅と同じように考えてもいいよ。
未建築であっても売り建て住宅は基本的には建売住宅だからね。
では、どうしてこの「分譲住宅」を主力として仕事をしている会社が「注文住宅」が苦手や好んでやりたいと思っていないのだろうね。
それはね、手間がかかるということなのだよね。
「分譲住宅」は、会社側の都合で計画し販売できる物販なんだよね。
でもね、「注文住宅」にはお客さんが先にいるわけなのだよね。
お客さんと相談しながら進めなければならない会社の思惑通りに進めない仕事なのだよね。
その上に、建物の大きさが同じだと儲かる金額もさほど変わらないケースが多いのだよね。
時間と労力ばかりかかってしまって、面倒な事も発生するかもしれないというリスクもあるのだよね。
だから、出来合いの物を売る方が簡単だし、楽に金儲けができるというので、やりたがらない会社もあるわけだよ。
得手不得手の考え方なのだから、会社経営に関しては誰もとやかく言う事ではないのだけど、何も知らずに話を進めてしまうとお客さんが「あれ、これって何か変?」と思うような事があれば可哀そうだよね。
また、次回にも書こうと思っているけど、不動産業と建築業の根本的な違いが商売の考え方にも出ているわけなんだよね。
この「分譲住宅」と「注文住宅」との明確な違いを知らないと、痛い目に合いそうだよね。
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