住宅・建築業界の表も裏も熟知しているから言えることは沢山あるんだよね。
どの業界にも、裏表があるように、この業界にも当然表もあれば、裏もある。
しかし、裏側を知らないと本当の意味において表側の顔に隠された本音が分からないよね。
ここにこの業界の闇の部分があるわけなんだよね。
でもね、勘違いしないでね。
裏が決して悪いわけではないんだね。
裏側には、その会社の事情や業界の事情が色濃く出ているんだよね。
この意味をよく理解して、目の前にいる担当者の気持ちや状況を理解することで、表側の良い部分だけをうまく利用することが肝心なんだよね。
さて、その裏側が良くわかるのが求人広告なんだよね。
大卒の新入社員だけを採用している会社であれば、白紙の状況から社内で色をつける、教育をして育てるという環境が整っているわけだけと、年がら年中、中途採用をしている会社は、かなり趣が違うんだよね。
実際に求人掲載されている内容を見てみようね。
この広告、すごいと思わないかい。
営業職の広告なんだけど、年収が平均で760万円なんだよね。
最高が3310万円だって・・・!
その上に5人に1人は1000万円を超えているそうだよ。
すごいと思わないかい。
給与の詳細なんだけどここには、変なカラクリが説明されているんだよね。
入社後18ヶ月間は、33万円程度でその後は、25万円程度に下がると書かれているんだよね。
普通は反対だと思うよね。
長く勤めていると給料が上がるのが普通の人の考え方なんだけど、この会社は反対で尚且つ、生涯基本給は上がらないというのも変な話だよね。
これが売り上げ重要視の建築業者、ハウスメーカーの給与体系なんだよね。
いわゆる歩合制というやつなんだよね。
売れば売る程、給料が上がるというシステムなんだよね。
営業の世界の厳しさを地で行っている会社がこのような、あるいはこれに似通った給与体系を持っているんだよね。
働き方改革なんかは、どこ吹く風が社内の風潮なんだよね。
ここも表側と裏側との違いなんだけど、基本的に不動産業界や建築業界は世間で言うような働き方改革をうまく運営できている会社は多くはないというのが実状なんだよね。
第一、お客さんの事情に合わせた営業だから、決められた時間内で終了することは根本的に不可能な部分もあるわけなんだよね。
このような給与体系が悪いと言っているわけではないんだよね。
サラリーマンとしてはどうなのかは別として、自営業の場合は同じような考え方になるんだよね。
自分で稼がないと誰も養ってくれないのが、自営だからね。
自営と考えるとこのような会社の考え方はごく普通なんだよね。
でも、何故にこの会社は年がら年中、求人していなければならないのかを不思議に思う必要があるんだよね。
簡単に言うと、定着できないということなんだよね。
このような会社の人事担当者に会うとよくわかるけど、人を人として見ていない感じなんだよね。
いい給料を払ってやるから、しっかりと仕事をしろよって感じが表に出ているわけ。
その上に、社内競争も激しいから人を育てるというよりも、自分の事でいっぱいいっぱいという感じの人が多いんだよね。
住宅営業の仕事って、経験した人にはわかるけど、他業種から転職してきて、すぐに仕事になるかと言えばそんな簡単な仕事ではないんだよね。
営業にはノルマが存在しているわけだから、ノルマを達成できない人はつるし上げをされるわけなんだよね。
営業会議で売れていない営業マンは、上席者からいろいろとねちねち文句を言われるわけ。
大変居心地の悪い状況を未だに営業会議では飽きもせずにしているんだよね。
そして、面白くないから、あるいは求人広告のような収入が得られないことが分かると辞めてしまうんだよね。
このような事情をお客さんは知っておく必要があるんだよね。
別に会社の給与体系がどうのこうのではないんだ。
辞めて、新人が来ての繰り返しなんだから、担当する営業マンの建築経験や能力、知識に問題が有ることは容易に想像できるでしょう。
貴方を担当する営業マンが専門家でもなく、経験の浅い素人同然の人だったらどうするの?
ここに注意する必要があるんだよね。
おっと、時間が来てしまったよ。
この続きは、またの機会に。
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