注文住宅を失敗させない注文住宅マスターからのアドバイス

マイホーム計画、注文住宅を中心に業界の裏表や本音を書いて行きます。

知らないと損をする。建替え・中古購入からの注文住宅計画には、捨てるものにもお金が必要がかかる。

注文住宅を計画している人達は、自分達の持ち物になるプラスの物にお金を払うと思っているでしょうが、実は、捨てるものにもお金が必要なのですね。

 

しかも、この捨てるものには、大きなリスクも伴うのです。

 

今回は、この事を少し書いてみましょうね。

 

さて、これから作って行く注文住宅なのに、捨てるものなどあるのだろうかと疑問に思う方も多いと思いますが、どの方も必ず捨てるものが出てきて、そしてそれらを捨てるためにはお金が必要になってくるのです。

 

2つのケースで書いてみましょうね。

 

一つ目は、中古物件あるいは建て替えのケースになります。

ピンと来た人も多いと思いますが、新築する為に不必要な物がこの場合、あるのですね。

そうです、古家なのですね。

これを処分する為にお金が必要になってくるわけなのです。

解体業者に支払う費用が捨てるために必要な費用なのですね。

この古家を解体した時に出る廃材は、産業廃棄物に分類されます。

ここに大きな問題が隠れているのですね。

産廃処理は、現在でも数多くの問題を抱えているわけです。

特に産廃業者の不誠実性が社会問題になるケースは沢山報告されています。

大きな災害を引き起こす要因にもなっていますので、ニュース報道などでも見聞きされた事はあると思いますよ。

 

そのような大規模な問題でなくても、産廃業者が正しく廃棄処理をしておらず、不法投棄などをしている業者に解体や廃棄処理を依頼すると実は、お客さんにも法的リスクが伴う事はあまり知られていません。

 

不法投棄を行うと投棄を行った業者、解体を依頼したお客さん、そして解体後の土地に住宅を建築する建築業者に損害賠償が億円単位で国等行政から請求されることになるケースも少なくありません。

 

それほど、不法投棄は大きな問題なのですね。

 

捨てるものにお金をかけたくないと思うのは誰しも同じなのですが、相場よりも安い金額で受けてしまうような解体業者の場合、本当に正しい処理をしてくれるのかを確認しなければいけません。

 

また、この事は建築業者は知っていて当たり前の事なのですから、お客さんに教えてあげなければいけません。

 

最低でも解体業者側からマニュフェストと解体証明に関しての書類は提示してもらう必要があるのですね。

 

さて、もう一つは何なのでしょうか?

 

古家が無ければ捨てるものはないのではと考えているのかもしれませんが、実はそうではありません。

 

更地であっても、新築住宅を建築する時は、基礎を作る必要があります。

 

つまり、基礎を作るために土地を掘り起こし、基礎部分にあたる土を捨てなければいけません。

 

残土といいますが、この残土処分にお金がかかるわけです。

 

大きな敷地でこの残土を処分できるような場所、つまりは土をまくことができるようなケース以外は、残土処分場まで残土を運び、捨てなければいけません。

 

これにお金がかかるわけなのです。

 

この残土処分に関しても、最近いろいろな問題が出ているのは災害報道などで見聞きされている方も多いと思います。

 

この残土の処分に関しては、建築業者が手配するのでお客さんに直接法的責任が課せられることはありませんが、法を守らないような業者に建築を依頼している事で、建築本業で問題を起こすケースも多々ある事を忘れてはいけません。

 

このように、注文住宅には、捨てる為にお金を支払う必要があるのとそれには高いリスクが伴うという事を知っておきましょう。

 

お客さんだけでこれらの課題をクリアーしたいと考えるのであれば、廃棄物処理の相場を知って、相場よりも低い場合は、その理由を確かめる事が重要になります。

 

また、解体業者の場合は、解体業者としての健全さを証明できるような資料を依頼する前に提出してもらう事も重要でしょうね。

 

今回は、注文住宅計画では捨てるものにもお金がかかるでした。

 

岡本顧問事務所は、建築業者・ハウスメーカー向けには、営業戦略・営業教育の営業顧問業務を行い、また、一般の方向けには新築住宅・注文住宅相談所として個人宅建築計画すべてに関して、指導・サポート業務を行う住宅建築における専門家、住宅コンサルタント・住宅建築アドバイザーです。

 

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