注文住宅で自宅を建築したいと思っている人達には、充分な注意が必要であることは何度も書きました。
私の20年以上の経験から言える事なので外れてはいないと思います。
ネットで何でも簡単に情報を得れる時代にはなっていますが、それでは不十分な事も沢山あるわけなのですね。
その理由は未だに住宅建築業界には間違った常識があるからなのですね。
建築に関わる人達の考え方を根本的に変えない限り、施主となる方々がどれだけ勉強しても間違いは無くならないのです。
施主が思っているほど注文住宅で自宅を建築するということは困難を要するのですからね。
さて、そんな中で最も簡単なのに出来ていない事を今回は一つ挙げてみましょう。
これだけではなく、沢山あるわけですが注文住宅で建築する場合、100%行われている地盤調査に焦点を当ててみましょうね。
地盤調査の方法は、スタンダードな物として旧SWS試験(スウェーデン式サウンディング試験)現スクリューウエイト貫入試験ですがこの試験の意味に関しては、沢山のネットの情報を参照してもらう事として、この試験には表に出ていない欠陥がある事をご存じですか?
何年か前にボーリング調査での不正が大問題になった事があります。
調査せずに調査した事としてデーターを捏造して大型物件(マンション等)を建築していた事実が判明したのです。
大量の杭工事を行う為に、その一部に関して不正なデーターがあったとしてもそれが原因で倒壊する事は無いそうですが、そもそも論として建築会社側のモラル、姿勢と言うものが大きく問われることになったのですね。
大型物件のボーリング調査という事なので一般戸建てには関係の無い事のように報じられていましたし、ハウスメーカーや工務店等一般個人向け戸建てでは話題にもなりませんでした。
しかし、この一般戸建てで日常的におこなわれているSWS試験にこそ、大きな闇がある事を知る人は未だに少ないのです。
SWS試験は、データー改ざんといった大それたことが問題になる事はごくまれです。
検査しなくてデーターをでっちあげるような事をしなくても、問題が起こるのですね。
それは検査器具が原因になります。
SWS試験の重要な道具としてスクリューがあります。
このスクリューが正しい状態で使われていないと検査したデーターに大きな間違いが生じるわけです。
詳しい話を動画にしていますのでそちらをご覧ください。
このように検査されている現場では、正しく検査されているかどうかを確認する必要があるわけです。
ハウスメーカーだから大丈夫、工務店に頼んでいるから大丈夫などと思っている人達は、失敗する可能性が大きいと言えます。
第一に、ハウスメーカーの営業や建築士は地盤調査に立ち会う事はまずありません。
そして、地盤調査を自分でしたことがありませんから地盤調査の意味も重要性も理解できているとは言えません。
また、地盤調査会社の作業員達も誰も見ていない場所で本当にスベキ仕事をしているとは言い切れません。
だから、施主は調査に立ち会わなければならないのです。
施主が調査に立ち会うにも関わらず担当している営業マンや建築士が同席しないという事はその人達の仕事への姿勢もわかると言う物です。
本当にこのような人達で大丈夫なのかと疑うべきなのですね。
そして、建築会社側の人間なのですから、施主が調査に立ち会っている時に疑問や不安が出ないように調査状況や流れ等を説明できないとプロとは言えません。
もう、お分かりになられたと思いますが、地盤調査というカテゴリーだけでもその建築会社・ハウスメーカーの建築に対しての熱意や姿勢がわかりますし、また、担当する営業マンや建築士の仕事への取り組み方もわかります。
だから、ハウスメーカーや工務店を決める時に、この地盤調査に立ち会うのかを聞けば良いのですね。
おかしなデーターでおかしな基礎を選定されて困るのは施主である貴方なのですからね。
このように注文住宅計画には、一般には知られていないことや非常識が沢山あります。
それを回避する方法がありますので、必要な人は連絡くださいね。
岡本顧問事務所は、建築業者・ハウスメーカー向けには、営業戦略・営業教育の営業顧問業務を行い、また、一般の方向けには新築住宅・注文住宅相談所として個人宅建築計画すべてに関して、指導・サポート業務を行う住宅建築における専門家、住宅コンサルタント・住宅建築アドバイザーです。
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