注文住宅を失敗させない注文住宅マスターからのアドバイス

マイホーム計画、注文住宅を中心に業界の裏表や本音を書いて行きます。

断熱や気密の話の前に、当たり前と思っている事が出来ていない業界を知る。地盤調査データー改ざん

毎回、書く事にします。

私のブログ記事をご覧いただき”いいね”をしてくださっている方々にありがとうを言いたいと思います。

いいね返し等ができませんので、個別ではありませんが書かせていただきました。

 

さて、本題に入って行きましょうね。

 

私の記事は、建築が終わってしまっている方には、どうしようもない事ですが、これから自宅計画をされようとしている方や計画の真っただ中と言う人達は、よく読んでそして自分達は本当に大丈夫なのか、まずいのではないのかと考えてもらいたいです。

 

さて、始めましょう。

 

昨年、新聞の記事に地盤調査会社の社員が地盤調査データーを改ざんして報告書を作成しており、その情報を元に住宅が建築されていた事を報じていた。(令和3年8月23日の朝刊)

 

 

記事には、その地盤調査会社の若い社員が仕事で楽をしたい為に調査すら行わないでデーターを報告書に記載していたとの事である。

コンピューターを使用して報告書は作成されていたようですが、調査データーは、入力しないといけないわけですから架空のデーターを入力していたようです。

 

該当する建物に関しては、沈下の問題が無いとの判断をしているようですが、これもおかしな話なのですね。

 

まあ、この手の話は、この業界には沢山あるのですね。

 

私がユーチューブに投稿している動画をご覧になられた方は、このような未調査データー以外にも、調査データーそのものにも不正確なものが存在している事もご存じだと思います。

ご覧になられていない方は、URLを記載しておきますので、ご覧になられてください。

 

 

建築業界とは、専門集団なのですが他力という考え方が色濃く出ている業界でもあります。

 

また、責任を取る事を極端に恐れる業界でもあるように感じています。

 

そもそも、地盤調査に対しては地盤調査会社に任せきりという事自体が問題なのですね。

 

地盤調査結果で基礎選定を行うのは、地盤調査会社ではない事を理解していない建築関係者があまりにも多いのですね。

 

だから、自分の担当している現場であっても、建築士や担当営業は、地盤調査に立ち会うことすらしていないのですね。

 

地盤調査会社は、調査という作業だけを行うのが主な仕事になるわけです。

建物設計を行う建築士は、設計業務におけるすべての責任があるわけですから、当然、基礎に関しても設計責任があるわけなのです。

地盤調査のデーターが基礎選定の元になる重要なデーターなわけですから、調査に立ち会い、調査会社の作業員に対して調査場所や状況に対して指示をすべきなのですね。

 

地盤調査を百数十戸直接指導してきた私は、どの現場も事前に計画した作業ポイントだけでは、正しい調査が出来ない事を知っていますが、調査に立ち会う事をしてこなかった建築関係者は、調査の困難さやデーターの正確さを分かる事はありません。

 

報じられた改ざんも現場に建築士がおれば、起こることは無かった事件です。

 

これは人災なのですね。

 

建築現場で起こる数々の問題の多くは人災と言われている事が、この事件一件だけでもわかると思います。

 

断熱や気密やマニアックな断熱数値などを論じる前に、住宅建築における基本中の基本をしっかりと押さえる必要があるのが、この建築業界なのですね。

 

この事件の記事に書かれているもう一つの不可解な事は、地盤調査データーが改ざんされているにも関わらず、地盤に関しても建物に関しても沈下の恐れが無いと判断出来ている事です。

 

これは、べた基礎を基本に常に考えている事に起因するのかもしれません。

 

勘違いしてもらっては困りますが、べた基礎が安全な基礎という事ではありません。

また、地盤改良を行うように改ざんされていたのかもしれませんが、いずれにしても安全すぎる基礎選定を行っていたのだろうと推測できます。

 

何を言いたいのかなのですが、つまりはみなし設計であるということなのですね。

 

みなし設計の問題とは、正確性にかけているという事なのです。

 

このような事を平気で行っているこの業界は、今までもこれからも何かあっても、何もなかったかのように済ませて行くのかもしれませんね。

 

専門家集団であるべき建築業界が、正しい情報を得ることなく、安全策だけをこうじているのは、実際にお金を払って仕事を依頼しているお客さんへの正しいサービスと言えるのかを今一度、考える必要があると思います。

 

いずれにしても、任せきりで業者側だけに作業をさせていると見えないところで何をしているのかもわからないという事だけは事実なのです。

 

お客さんは、作業に直接かかわる必要はありませんが、立ち会うという考え方をしておかなければ、後で痛い目にあう可能性は大きいと言えます。

 

何度も書きますが、これらは氷山の一角でしかありません。

 

建築計画のすべての工程にこのような闇が潜んでいるわけです。

 

それらを回避するには、広告宣伝のようになってしまいますが、多くの建築指導実績のあるインディペンデンスな住宅建築の専門家に頼る事が最良の方法だと私は自信を持って言えます。

 

正しい心と多くの経験を持ったプロがいないと気付けない事ばかりが住宅建築なのですね。

 

必要な事柄にお金を使うのは、世の常であり当たり前の事です。

 

数千万円もする大きな買い物です。

 

多少のお金をかけて、専門家、プロを雇いましょう。

 

本物のプロの住宅プロデューサーの私に頼りたい、私を雇いたい、もっと詳しい話を聞きたいと思われる方は、下記の相談フォームを使ってお知らせください。

 

また、金額等詳しくはホームページをご覧ください。

 

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岡本顧問事務所は、建築業者・ハウスメーカー向けには、営業戦略・営業教育の営業顧問業務を行い、また、一般の方向けには新築住宅・注文住宅相談所として個人宅建築計画すべてに関して、指導・サポート業務を行う住宅建築における専門家、住宅コンサルタント・住宅建築アドバイザーです。

 

 

 

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