SNSも含め、ネットの情報では大手ハウスメーカーでは建築制限が多いので、健康的な住まいづくり計画は難しい、出来ないなどと情報発信しているのをよく見かけますが、果たして本当なのでしょうかね?
私が関与した百十数戸の中で9割以上が大手ハウスメーカーでの施工になりますが、このような情報とは真逆の成果を収めています。
約20年間にわたり、実際に施工してきたわけですから、築後、19年ぐらい経過した当時での高気密型・高断熱化住宅でもあるわけですし、また、そこにお住まいの方々が19年間、どのような住まい方をされて、また、現在における最高水準と言われている建物と、どのような差があるのか、無いのかも明確にわかるわけです。
つい最近、たかだか10年程度前ぐらいから騒ぎ始めた高断熱化の流れよりも倍ほど長く実際の建物から得られた真実があるわけですから、それらから得た事実を活用して作り出される建物の方が机上の空論よりも確実なのですね。
私は過去にも書いたことがありますが、大手ハウスメーカーの建物でその会社があまり表に出していない部分、特に気密化や家内部の空気環境設定、健康化促進に関しての工夫に焦点を当てて、材料の加工技術と材料そのものの安定性、施工の手順と確実性、当然ながら実証実験等で証明・保証された耐震性と研究で培われた耐久性と言った大手が故の優位性を複合させて住まいづくりを実際のお客さんの建物で実証検証をしてきました。
そこで明確になってきたのは、高断熱化の概念を正しく認識させて、組みたて精度を向上させることで、間取りや材料の制限をしなくても高断熱化住宅の施工は出来るという事なのですね。
高断熱化の理論は、使用される材料とその材料を組み上げる際に生じる無駄な熱損失を減らす事で机上の予測値に近づけることができるわけです。
そのためには、施工中の組み上げ精度を確認する必要が出てきます。
同じ材料で同じ建物を建築しても組み上げ精度が低ければ、無駄な隙間が出てきて、机上の数値からかけ離れてしまいます。
また、隙間が多くなればなるほど、家内部の負圧が不安定になり、空気環境設計通りの空気の入れ替えが出来なくなります。
単に24時間換気システムの建築基準法水準を満たせばよいのであれば、問題にはなりませんが健康住宅水準となれば、大きな問題になるわけです。
家内部の空気の流れと湿度コントロールは、健康住宅を建築する上において、最も重要な事柄になります。
これらはすべて住宅の内部負圧状況に大きく左右されますので、これを机上で計算された目的数値に収める必要があるわけです。
これらを加味して、実際に建築を行い、その結果を試験機を用いて計測する事で、机上の数値との乖離が明確になってきます。
机上で作られた目的値よりもよい数値を出す事を建築関係者全員の目的として一致団結する事で、大手ハウスメーカーの材料加工精度が高い建物ほど、目的数値をクリアーが高次元で出来るという事を立証させたのですね。
昔、ユーチューブに動画としてアップしていたものを2種類ほど、再度アップしていますので、ご覧ください。
気密測的機器を使用しているので気密測定と勘違いしている気密オタクの方もいるようですが、これは施工精度確認試験時の様子になります。
引き渡し直前には、気密測定を目的とした気密検査も行っております。それは映像には残っておりませんが、気密測定報告書として文章として手元にもお客さん宅にも存在しております。
概ね、この時に計測値よりも0.4c㎡/㎡程度数値が悪くなっている程度ですので、R2000換算に関してもクリアーできています。
注目すべき点は、気密専用設計や気密専用材料を使わずして、超気密化水準に達しているという事実です。
しかも、一軒だけではなく、何軒もこのような結果になっている事に関して、よく考えてみるべきだと思いますよ。
大手ハウスメーカーの底力とは、いろいろな面で発揮されるわけです。
しかし、その力は、残念ながら彼らだけでは出てこないというのも事実なのですね。
大手ハウスメーカーと言えども、外部の力がいる時はいるわけです。
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岡本顧問事務所は、建築業者・ハウスメーカー向けには、営業戦略・営業教育の営業顧問業務を行い、また、一般の方向けには新築住宅・注文住宅相談所として個人宅建築計画すべてに関して、指導・サポート業務を行う住宅建築における専門家、住宅コンサルタント・住宅建築アドバイザーです。
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