注文住宅を失敗させない注文住宅マスターからのアドバイス

マイホーム計画、注文住宅を中心に業界の裏表や本音を書いて行きます。

注文住宅を計画している客をモンスター化してはいけない!

最近、悪い傾向にあると感じていることがあります。

 

それは、注文住宅を計画されている一般の方々の知識武装の在り方なのですね。

 

ネットが一般化して今まで知られることのなかったこの建築業界の病が露見される事に対しての悪い意味においての知識武装が広まっている感があるのです。

 

一般の方々が正しいと思っている情報も専門家、プロから見ると大きな勘違いをしている場合が大変多いのですね。

 

そもそも論として、間違った知識を武器として業者と対面している事に対して、専門である建築業者側の知識が不足している、また、そのような客に対する対面方法を知らないことが、このような変に偏った知識を持っている客達が間違った解釈をしてしまう事が大きな問題なのです。

 

その上に、ネットで情報を得ているこのような一般人は、自分の考えや体験をネット上にばらまくという間違った正義感もあるようなのです。

 

当人達は、自分が感じた事が正しいと思っているわけなので悪気なく、反対に正義かのように情報発信するわけですが、これが業者に対しての営業妨害と名誉棄損になっている事を知らないのですね。

 

そして、そのような間違った偏見のある情報をネットで見ている同じような一般人達が、間違った考え方を正しいと思い込んでしまうという悪循環を起こしてしまっているようにも感じます。

 

このようにネットで勉強しているような一般人の事をスーパー顧客、自宅を建築した場合は、スーパー施主などと言うような表現を使っているケースも見受けられますが、それ自体、問題が有るようにも考えるわけです。

 

そもそも、一般人が自宅を建築する為だけにどれだけ勉強を重ねても専門家、プロとは比較にならないのが専門職というものです。

 

注文住宅とは、広く深い知識と多くの建築経験、実体験が必要になる仕事です。数多くの実績が無ければ専門家、プロとは言えないわけです。

 

少なくともお客さんの自宅を建築する側は、プロなのです。

プロであるべきなのです。

 

ここが揺らいでいるから、にわか知識で武装した一般人が勝手な評価をしてしまうわけなのです。

 

所詮はネットで得た情報の延長線上でしかないのです。

 

その程度の知識や情報に関して、対処できないような状況で駄目なのです。

 

最も可哀そうなのは、そのような情報でしか武装できていない一般顧客であり、その人の自宅建築計画を正しく遂行させてあげる事ができない事なのです。

 

ここを業者側も一般顧客側も自覚してもらいと真剣に思います。

 

業者側は、顧客からの質問に対しては正確に回答出来ないといけませんし、顧客側も業者側に対する質問の仕方を知っておかねばなりません。

 

顧客側が大きな勘違いをしている事は、顧客が業者を選べると思っている事なのです。

 

業者側も顧客を選んでいる事に気がついてもらいたいです。

 

業者から見放された顧客は、どの建築業者からも見放されます。

 

スーパーとか優れたとか言うような枕詞の代わりにモンスターという言葉が頭についた顧客になってしまうと、どの業者も相手にしてくれません。

 

宅建築は顧客が自分の手で作る物ではありません。

 

建築業者の力を借りて作り出すものなのです。

 

業者側も顧客側も双方、同じ立場でスタートするのが注文住宅の特異性であり、出来合いの物をただ単に買うという事とは大きく異なるのです。

 

私が住宅営業として現役のころは、客に勉強などさせる必要はありませんでした。

 

すべてが私の頭の中にあり、また、数十年先の事を常に考えて計画していたのです。

 

建築後、20年弱経過した今だからこそ、その事が正しかったと実感し、証明する事もできます。

 

顧客に無駄な勉強など個別にさせる必要など本来は無いのです。

 

業者側が顧客にしたときから、顧客に正しい建築に関する知識や考え方を教えてあげればそれで良いだけの事なのです。

 

だからこそ、建築関係者は、もっと深く広く知識を得るべきなのですね。

 

それが出来ていない現在においては、専門家を間にいれて、一軒一軒実践しながら客も業者も勉強するしか方法は無いのですね。

 

そして、業者側は実践した事から学び、次の顧客に得たノウハウで還元してゆく事ができて初めて、優れた住まい計画のすそ野を広げる事が可能になるのです。

 

客をモンスター化してはいけません。

 

また、お客さんも自分がモンスターになるかもしれない、なっているかもしれないと考えて、業者との対話には注意するか、専門家と一度相談されることをお勧めします。

 

相談したいと思われた時は、下記相談フォームで連絡ください。

 

そこから、未来が開けてきます。

 

相談フォーム

 

 

 

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