注文住宅を失敗させない注文住宅マスターからのアドバイス

マイホーム計画、注文住宅を中心に業界の裏表や本音を書いて行きます。

ハウスメーカーと工務店、建築会社。トラブル時にこの言葉の使い分けが出来ているのだろうか?

注文住宅のトラブル事案で相談されてくる方々には、明らかに表題の区分が出来ていない人がいます。

 

また、アメブロにしても、ユーチューブにしても同様の事が言えるのです。

 

このように、この人が言っているハウスメーカーとは、どのクラスの事を言っているのかと思う事が沢山あるのです。

 

当たり前に普通に考えると大企業型の日本全国に営業所並びに支店等がある建築業者をハウスメーカーと思うのですが、家を作っておればハウスメーカーと思っているような人達も多いようです。

 

明確な区分分けがこの言葉たちには無いわけなので、よくよく当人に聞いてみると一般的に認知されているハウスメーカーという企業体ではなく、それは地場の工務店でしょうという事も多々あるわけです。

 

大手ハウスメーカーの考え方として、一つは企業規模を考えると良いのかもしれません。

 

社内に開発部門を有し、実験などを行い、独自の工法や構造体を持っている大企業をハウスメーカーと位置すれば、その他は、工務店、建築会社と分類する事になります。

 

トラブル案件においては、この点が重要な事になるのですね。

 

社名を公表できない状況下で被害者が勝手にハウスメーカーだと思い込んでいる、あるいは多少のミエやプライドがあるのかもしれませんが、ハウスメーカーでのトラブルと明記してしまうとおかしな事になってしまうわけなのです。

 

ハウスメーカーとしての問題なのではなく、単に施工業者レベルの問題であったとしてもハウスメーカーそのものに害があるように伝わってしまうわけなのです。

 

このような間違った考え方は、沢山目にします。

 

これを逆手にとって、工務店や建築業者が自分達に分類される業者の失態までもハウスメーカーの問題として中傷することまで実際には起こっているのですね。

 

ハウスメーカーだからとか、工務店・地場の建築会社だからどうだとかいった小さい事は止めにするべきだと思いますよ。

 

同じ建築業界にいるわけですから、比べてどうだと言ったような低次元な考え方を捨て、どのようなトラブルが発生しているのかを問題にして、自社ではそのような事が無いように最大の努力を行い、反面教師として自問自答を常に行い、お客さんに対してどのように接してゆくかをよく考えてもらいたいです。

 

このようなトラブルを抱えて私のところに相談に来る方々は、このように言っています。

 

「自分達のような不幸な人達を増やしたくない。騙されているという事を知らせてあげたい。」

 

本当に不幸な事です。

 

騙されたという表現をしている事が哀れで仕方ありません。

 

少なくとも、このようなトラブルになっている方々は請負契約を終了されているわけです。

 

承諾してその会社と契約しているわけなのです。

 

ハウスメーカーだからとか、工務店だからとかで契約したのではないはずです。

 

厳しい表現ですが結局は、自業自得なのです。

 

見るべきものを見ず、聞くべき事を聞かず、確認すべき事を確認しておらなかった為に、弊害が起こった事でトラブルや後悔が生じているだけの事なのです。

 

その原因には、お客さん本人達もあるのですが、業者だけを悪者にして、騙されたといい、他の人達が騙されないようにという正義感ぶった営業妨害にもなりうる行為をしてしまうのです。

 

その業者で建築されたすべての方々を否定するような事になっている事に気がついていないのですね。

 

要は、業者を検討している期間中に「知らない・気がつかない」事が単に多かっただけに過ぎないのです。

 

何度も書いていますが、トラブルの要因や問題が発生する原因とは非常に単純なことなのです。

 

「知らない」

 

ただ、それだけなのですね。

 

知る努力をするだけ、このようなトラブルや問題から解放されるのですが、自分で探す事しかしていない、出来ていないから探す事に気がつかない、はい、また出てきた知らない事に関しては、何も手を付けていないのです。

 

表題から話がずれてきてしまいましたが、要はハウスメーカー工務店がとか言う事以前に、「知る」努力を正しく行う事が注文住宅においては最も重要な事なのですね。

 

 

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